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FXは地道にコツコツ稼ぐもの!小さく稼ぎ稼ぎ続ける!

FXは地道に稼ぐものです。これをはき違えてしまうと、大変なことになります。本や雑誌などで、「1日数万円」とか「毎日5分で月20万円」とか、現実的に可能ではありますが、そこに到達するまでには、それ相応の努力と資金が必要です。また、小さく稼ぎ、稼ぎ続けることの積み上げで1日で数万円の利益が出る所まで到達していきます。

トレードは焦って一気に稼ごうとすればするほど勝てなくなります。

焦らずに地道に利益を積み上げていくのが1番安全で1番近道です。こつこつやっていると長く感じますが、その間にトレードの技術もついてくるし、トレード資金も複利で増えていくので、トレードは地道に稼ぐものだということを府に落としましょう。

FXは地道にコツコツ稼ぐが1番近道

FXは地道にコツコツ稼ぐが1番近道

FXでは地道に稼ぐことが1番効率がいいです。焦って稼ごうとすると冷静な判断ができなくなりその結果として負けてしまいます。

地道に稼ぐということは、具体的には資金の何%を稼ぐかということで利益がいくらかではありません。

それは、資金によって大きく変わってくるし経験によっても変わってくるからです。

■例えば…

資金が10万円の人が毎月10万稼ごうとするのは、とてもじゃないけれどリスクが高すぎます。月利100%ですからね、どんなスーパートレーダーでも実現できません。

しかし、資金100万円の人が毎月10万稼ぐのは前者に比べてリスクが小さくなります。これが地道に稼ぐの意味です。

どれだけ稼ぎたいと思っていてもトレードの資金によってはリスクが高い手法になってしまっては、本来稼げる金額も稼げません。

現実的な月利の水準はどこなのか?

まず、現実的な月利の水準について解説していきます。

いきなりですが、FXで現実的な月利は以下の内どれでしょうか?

  1. 月利5%
  2. 月利20%
  3. 月利100%

はい。上記の中で1番適切な回答は月利5%。

つまり、1番派手でないつまらない月利が現実的なFXトレードの月利なんですよね。

投資の神様として有名なウォーレン・バフェットが出す年利が平均して20%なのでそれが目安になります。(彼は資産総額が大きいから月利換算すると2%代に落ち着く)

つまり、当ブログを読んでいるあなたが目指す月利は資産総額に対して3%~10%ぐらいで十分という事。

まだ納得できませんか?

では、シュミレーションしていきましょう。

現実的な月利のシュミレーション

・運用資金 100万円

・運用月利 5% 

■10年後 (1.05)120乗×100万円 = 34800万円

■15年後 (1.05)180乗×100万円 = 651700万円

上記のようになります。月利5%でも時間経過するとこれだけ増えるんですね。

もちろん、心理面と税金などは考慮していない理論値ではありますが複利の力がどれだけすごいかが体感できると思います。

だからこそ派手な月利は必要ないと言えるんですよね。

参考:【必見】FXトレードの複利運用に資金管理がかなり重要な理由

派手な月利の正体

さてそう考えると、ネットなんかで見る

!!!月利100%!!!

というのはなぜだ?この人相当すごい天才なのか?と思いますが実際にはそうではありません。

もちろん、トレードが上手いのはあるのですが、ネットで表現されている月利は証拠金に対しての月利なんですよ。

つまり、その人の資産総額に対する月利ではない。という事。

その人の資産総額にしたら月利は5%かもしれないし、2%かもしれないってことです。

こうした現場の数字を知らないといつまでもギャンブルトレードをする事になりかねないので注意しましょう。

焦って稼ごうとするから上手くいかない

先ほどもお伝えしましたが、焦って稼ごうとすると全く上手くいきません。トレードにはエントリーをしたらトレーダーができることは見守ることで、時間経過を待つことしかできないです。

それでも焦らない様にトレードをしていきましょう。

焦りだすと冷静にチャート分析ができなくなり、普段はエントリーしないポイントでエントリーをしてしまったり、無駄な損切りをしたりしてしまいます。

このようなトレードを繰り返しているとどんどん資金が目減りしていってしまいます。これでは到底勝てるようにならないので焦らず地道にトレードを繰り返していきましょう。

下記記事にて、待つことの重要性について解説しているので参考にしてください。

≫FXトレードはひたすら待つ!待てば勝てるようになる?

少額を積み上げていく

FXは株式と違って、そもそも一回のトレードで沢山の利益を上げるものではなく、少額の利益を積み上げていくビジネスモデルです。

1度に大きな利益を得ようとすること自体がナンセンス。

少額を積み上げていくのがFXですから、究極的にはスキャルピングが1番稼ぐことができますがスキャルピングが1番難易度が高いです。(心理的に人間の弱い部分が出まくるから)

FXは取引する時間軸が短くなるほど難易度が上がっていきます。そのため最初からスキャルピングをやるのではなく、長い時間軸の日足トレードから始めていきましょう。

勝っているトレーダーのほとんどはスイングトレーダー

当ブログでは、4H足・日足をメインで見るスイングトレードを推奨しています。

理由はシンプルでスイングトレーダーが勝っていると統計と体感で理解しているからですね。トレードスタイルについては下記記事にて詳しく解説しているのでそちらも参考にしてください。

≫FXのトレードスタイルの種類と決め方【初心者はスイングトレード1択です】

もちろん、FXトレーダーは世の中に沢山いますから、確率の問題でスキャルで稼ぐ人も中にいます。

が、その人達は天才でして相当マインドが強い方なんですよ。あなたがその可能性があるかもしれないので無理には止めませんが本当におススメはしません。(投資はすべて自己責任)

仮にスキャルピングであなたが失敗したとしてもそれはあなたに必要な経験であったという事なのでしっかり反省して次に活かせばいいだけですしね。

≫FXトレーダーの実践的マインド集

≫FXで失敗した時の対処法とその乗り越え方まとめ【負けない事が肝要】

コツコツドカンになるな

少額の利益を積み上げていく以上、少しでも大きな損失を被った場合には、今までの利益がすべてチャラになる可能性があります。

これがいわゆるコツコツドカンと呼ばれるやつです。これの対処法はすごく簡単で。損失を小さくしておけばいいのです。これはリスクリワードと勝率が関係してきまして、詳細は下記記事で解説しています。

≫FXでリスクリワードを固定して利益を伸ばす方法!理想的なリスクリワードは?

自分の今までの1回のトレードの利益よりも小さく損失にしておけば自然と損小利大のトレードになります。

上記のリスクリワードの記事でも述べていますが、リスクリワードが悪いから負けるのではなくて、リスクリワードと勝率が悪いと負けるってことですね。トータルで資産を増やすためにはポジションサイジングという考え方もあるので参考にしてください。

≫FXの資金管理の必須テクニック【ポジションサイジング】について解説する

・ポジションサイジングを使ったトレード

・固定ロットでトレード

どちらでも利益は上げられますし勝っている人がいる訳ですが

どちらの場合でも毎回のトレードで関らず潜在損失額を計算してその損失を受け入れられる時にだけエントリーしていきましょう。

損失額が受け入れられない → 損切りができないに繋がってくるのでコツコツドカンの原因になりやすいんですよ。コツコツドカンにならない為の方法は下記記事で解説しています。

≫FXコツコツドカンで負ける人の特徴!コツコツドカンの対策は?

また、トレードではポジションサイズがとても重要な考え方になります。マストで知っておいた方がいい知識なので知らない場合にはすぐにインストールしましょう。

≫FXの資金管理の必須テクニック【ポジションサイジング】について解説する

ルールを設ける

コツコツドカンの対策もそうですが、トレードに明確な自分ルールを設けておきましょう。

日本人は特にルールを守るのがとても得意です。そのため、トレーダー自身でトレードのルールを設けてしまうのが効果的になってきます。

もっと言うと、日本人は人の決めたルールを守るのは得意。

でも、自分で決めたルールを守るのは苦手。

なのでこの辺もきちんと考えておくとルールが守れるようになります。

トレーダーも人間ですから感情がありますがその感情がトレードを狂わせていくのでできるだけ感情は介入しないようなトレードをするためにトレードルールが必要です。

トレードルールの作り方や守り方は下記記事で解説しています。

≫FXのトレードルールの守り方とシンプルなルールを作る方法!

≫FXはトレードルールが必須!ルールの作り方・守り方【実例あり】

FXで地味でも地道にコツコツと小さく稼ぐことで得られる効能

FXで地味でも地道にコツコツと小さく稼ぐことで得られる効能

当ブログははっきり言って大衆向けに書いていません。

それもそのはず、勝つこと、稼ぐことに重きを置いていないからなんですね。では何を重要視しているのか?

地味でもいいからコツコツと負けないように運用して結果として稼げること。

なんですよね。この思想はかなり人気がないんですが、実際にFXで稼いでいる人達はこの思想を持っているからこそ稼げている訳です。

それで、地味にコツコツ運用する事で得られる効能ですが

  1. 何が本質か理解できるようになる
  2. 短期的な利益に振り回されなくなる
  3. 必然的に負けない運用を意識し始める
  4. 時間の余裕が生まれる → 心理的余裕に繋がる
  5. 複利の力を利用する事ができる

といった感じでして、ここまで理解していたらコツコツとやらない訳にはいきませんよね。

では、順番に細かく解説していきます。

①何が本質なのか理解できるようになる

まずは、ネット上に溢れる詐欺商材に騙されなくなることですね。

もちろん、ガチの詐欺師なんかは別かもしれませんが(彼らは年単位でだましてくるらしい)ネット上に溢れている情報の中から本物を掴む力を得る事ができます。

  • 月利100%達成!!
  • 始めて1ヵ月目から20万円利益達成

これらも、決して嘘を言ってる訳ではない場合が多いですが数字のマジックだったりする訳ですよ。

それが見抜けるようになると、あなた自身の資産を結果的に守る事に繋がりますし本物の情報に出会った時に即行動できます(なんか自分のセンサーでビビットくる感じ)

②短期的な利益に振り回されなくなる

2つの効能は、短期的な利益に振り回されなくなることです。

短期的な利益は派手なものが多くそれらに振り回されてるといつまで経っても利益は残りません。

長期を見ると短期が良くなる

これは以前与沢さんがいっていたことでありますが、まさしくその通りで長期視点に立つからこそ短期がよくなるのであって

短期的な利益を求めても短期は良くならないってことですね。

実際勝っているトレーダーの思考形態は以下のようなものでして

  • 負けてなければOK
  • 少しでも利益が出てればOK
  • 生き残っていればOK

資本主義には淘汰はつきものですから、その資本主義の中で戦っていくならば思考も逆張りである必要がありますね。

③必然的に負けない運用をし始める

3つ目の効能は、必然的に負けない運用をし始める。という事。

②と若干かぶりますが、コツコツ稼ぐ長期視点に立つことで

  • どう運用したら5年後も生き残っていられるか
  • これぐらいの労力なら何歳になっても継続できるな
  • 月利3%でも10年後には348倍か。十分だ。

といった思考になる事ができる訳です。

つまり、必然的に長い間戦う為の投資手法になっていくという事なんですね。

だから

  • 労働的側面が強いスキャルピングはしないし
  • スイングトレードなら時間もかからないからスイングになるし
  • 月利3%でいいから無理なトレードはしなくなる

という事なんですよ。

上記も負けない手段でありまして他にももちろんありますが、すべて長期視点に立った思考から生まれるものなんですね。

これが理解できずに小手先のテクニックだけやってもいずれ継続できなくなる。まずは思想・マインドがありきって事です。

④時間の余裕が生まれる → 心理的余裕に繋がる

4つ目の効能は、時間の余裕が生まれるから心理的余裕に繋がるという事です。

比べてみてほしいのですが

  1. 今すぐ月50万稼ぎたい人
  2. 長期的な運用で月単位では負けなければいいと思っている人

さて、どっちが時間的に余裕がありますか?また心理的余裕がありますか?

当然②番の後者になる訳です。

・心理的に余裕があるから時間的余裕もできるのか

・時間的余裕があるから心理的余裕ができるのか

相互に作用しているものでどちらかが大きくなれば余裕という方向には作用するんですね。

つまり。時間的な余裕がある人は心理的余裕もあるし、心理的余裕のある人は時間的余裕も比較的ある。という傾向にある訳ですね。

ややこしくなりますが、ここに金銭的な余裕も関連してくるので実際には三角形の相互作用になってくるのが本当のところ。

結局、金銭的な余裕がある人が心理的余裕もあるし、時間の余裕もあるという事。

これが資金が多い人が有利な理由の1つになっています。

短期的な利益を求める事自体が、時間的・心理的余裕のないものになっていますから、金銭的余裕は難しくても、意図的に無理してでも時間と心理の余裕は作れますから工夫していきましょう。

⑤複利の力が利用できる

最後の効能は、複利の力が利用できるという事ですね。

コツコツ運用していくと月利100%とかの派手な成績はあまりでなくなります。(継続していく中で単月だけ出す事は可能)

よって成績だけだと地味になります。

  • 4月 月利5%
  • 5月 月利3.5%
  • 6月 月利4%
  • 7月 月利6%

イメージは上記のようになっています。

こんな風に月利が推移してくからこそ複利がかけられるんですね。

反対に

  • 4月 月利50%
  • 5月 月利-25%
  • 6月 月利-5%
  • 7月 月利30%

みたいな月利で推移してくると複利が効かせることができにくいんです。

というのも、これだけ不安定な月利で推移すると人間は信頼できないから。なんですよ。

信頼できているからこそ、心理的にも安定して継続的に同じ行動が取れる訳でして、不安定なもので複利はかける事ができないんですよ。

投資家・トレーダーというのは、自分の心理状態に非常に注意を払ってまして月利が月によってばらばらだと、今月はハッピー、来月はネガティブみたいな状態になってしまう。

だからこそ、派手な月利で目先の利益を取るよりも安定的な月利で長期の運用を好むという事です。

月利3%でも10年継続運用すれば348倍ですからね。バカにできません。

極論:手法がどれでもトレードのやることは変わらない

極論:手法がどれでもトレードのやることは変わらない

FXでトレード手法が変わってもコツコツと地道に稼いでいくことは変わりません。それはスキャルピングであってもスイングトレードであっても同じ。

スキャルピングはそもそも小さな利益を積み上げていく手法ですしデイトレード、スイングトレードでも利益の幅は大きくなりますがやることは同じです。

決して無謀なトレードはせずに、必要最低限のリスクで安全なマージン取りながらトレードをしていくのが1番の近道。

焦っても目先の利益だけとって満足しないように、長期的視野に立って考えましょう。

≫【超重要】FXで勝つことよりも重要な負けない事について【初心者ほど難しい】

まとめ:焦らずコツコツ地味でも良い

まとめ:焦らずコツコツ地味でも良い

FXが地道にコツコツと稼いでいくものだとお伝えしてきました。

何度も言いますが、トレードでは焦ったら負けです。焦れば焦るほどどんどん負けていきます。地道に稼いでいくのが1番速いです。

しかし多くのトレーダーはそこまで地道にトレードすることができずに辞めていきます。

これも90%が負けて10%が勝つ理由にも繋がってきます。根気よく地道に利益を上げていきましょう。