上記の疑問に答えていきます。
FXトレードの基本的な仕組みとは?
チャート分析をして、適切なエントリーとエグジットをする事で利益が生まれます。
FXの仕組み解説図
トレードとスワップ金利の違いとは?
種類 | 概要 |
---|---|
トレード | 勝率×ロットで利益が決まる。FXトレードと言った場合にはこちらを指す |
スワップ金利 | 各国の政策金利の差を利用してその金利分の利益を得る。トルコリラやメキシコペソが有名。 |
というような違いになっていまして、一般的にFXで利益を上げるとなればその名の通り、トレードをして利益を上げる事になります。
スワップ金利でも利益が出せない事はないですが、多くの人が参入していますしスワップ金利狙いの人は皆一様に同じ方向にポジションを張るので基本的にはおススメしません。
裁量トレードとシステムトレードの違いとは?
種類 | 概要 | 難易度 |
---|---|---|
裁量トレード | 個人の裁量でトレードできる時にトレードする手法の事。圧倒的な経験値と自信が必要になる。基本的に上級者向けの手法。 | 高 |
システムトレード | トレーダー自身が検証し、その検証通りのトレードをする。検証通りにエントリーする必要がある為、主観がいらず初心者でも利益が上げやすい。 | 中 |
上記のようになっていまして、裁量トレードはかなり難易度の高い手法になっているので、FX初心者はシステムトレードから入るのがおススメです。
本ブログでのシステムトレードの表現は主観が完全に存在しない予め検証済みのトレード手法の事を指しています。
一般的なシステムトレードとは違いますのでご注意下さい。
FXトレードの仕組みとセットで覚えるべきは投資心理学である
FXトレードをするならば、間違いなく考えなければならいのが投資心理学についてです。
投資心理学と聞くと難しく感じるかもしれませんが、要するに
負けやすいトレーダーの心理状態を分析している。
というように、これもまた統計データとしてあるものなんですよね。ですので投資心理学はマストで学ぶ必要があります。
具体例で考える①:損失が出てイライラする理由は?
トレーダーにとって損失は必ず計上しなければならない必要経費であります。ですが、損失が出てイライラしたり、モヤってする時ってありますよね。
そうした時には以下の要因が考えられます。
- エントリーする金額が大きすぎる
- 損失に対しての免疫ができていない
- 自分が失敗した事を認める事ができない
とまあ、上記のどれかが当てはまる訳ですが、これ全部投資心理学で解説する事ができてしまう事象なんですよね。
エントリーする金額が大きすぎる | 早く稼ぎたいという気持ちから金額の大きいトレードをしてしまう。【プロスペクト理論】 |
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損失に対しての免疫ができていない | 損失に免疫ができていないから損切りができない。【自己防衛バイアス】 |
自分が失敗した事を認める事ができない | 含み損を抱えているのに損切りができない。【自己防衛バイアス】 |
上記のように解説する事ができます。
これはほんの一例でして、他にも投資心理学についてはいろいろな事が言えるので下記記事も参考にしてください。
具体例で考える②:チャートパターンが機能する理由
チャートパターンが機能する理由も投資家の心理があるからチャートパターンが機能してくる所以になります。
■ピンバー
実体の長さの3倍以上のヒゲを付けているローソク足をピンバーと呼びますが、ロングの場合、ロンガーが刈り取られた後に急上昇した地点がピンバーになる訳ですね。
つまり、そこでロングが刈り取られた事実がある訳です。だからこそ、新規ロングに優位性が生まれるのでピンバーがでたらその高値で買う。と言う手法が生まれます。
■ヘッド&ショルダー
人間の肩と頭のようにチャートパターンがなるからこそ、この名前がついているのがヘッド&ショルダーですが
こちらも、ネックラインをブレイクしたら通常はエントリーとなっています。ここでの投資心理とは、まだ上がると思っている大衆を刈り取るという事なんですね。
実際のチャートで見ると良く分かりますが、天井圏でヘッド&ショルダーは形成されます。何も考えていないトレーダーからするとまだロングの可能性がある訳ですが、実際にはそこは刈り取られる危険性が高いという事。
故にヘッド&ショルダーは優位性の高いチャートパターンとして有名になっているんですね。
とこんな感じで、投資家心理に照らして考えていくとチャートが無機質なものではなく、きちんと相手のいるビジネスなんだという事も理解できるかと思います。
多くの大衆がそこまで考えていないからこそ、本気で稼ぎたいのならばそこまで考える必要がありますよね。
どんなテクニカル分析でも相手を意識すると違うものが見えてくる
こうした視点で見ていくとテクニカル分析1つとっても、かなり深いところまで読み取れるようになってきます。
すべてのテクニカル及びインジケーターは使う人が上手ければ使う事ができる。反対に使う人が下手くそならば使いこなせないだけ。
相場で勝つためにこうした思考力を獲得しましょう!
≫【保存版】FXトレードで使う基礎的な分析方法のまとめと使い方解説
投資心理学が学べる本
まずは、パンローリング出版の規律と トレーダーです。トレードが如何にトレーダーの心理状態によって左右されるかとその対処方法が記載されています。
続いてもパンローリング出版の投資心理学の本になります。こちらはFXトレードと言うよりは株式投資の内容で投資心理学が説明されていますが、大きな部分では違いはありませんし、マンガで解説されているので視覚的にも非常に分かりやすいです。
また、kindleunlimited だと無料で読む事ができるのでコスパもいいですね。
投資心理学は理解する事は比較的容易でして、理解しても実際に自分事として体感して修正していくのがまあ難題なので学習と並行して実体験から学んでいく事をおススメします。
FXトレードの仕組みを理解したあとにやるべき事
FXトレードの仕組みを理解したら、あとは行動あるのみです。
まだFX口座を開設していない人
まだ、FX口座を開設していない人は下記記事を参考にさっと口座開設を済ませてしまいましょう。
FX口座がないと検証もトレードも全くできませんのでめんどくさいかもしれませんが、即行動するのがおススメ。
ざっくりいうと、MT4が使える証券会社ならば概ねOKです。下記記事に詳細をまとめてあるので参考にしてください。
これから検証しようとしている人
これから検証しようとしてい人は下記記事を参考に検証作業を進めていって下さい。
≫FXの検証方法を解説する【検証は自分でやらないと意味がない】
また、検証作業を効率化する為の検証ソフトなんかもあるので賢く使ってみると時間短縮になりますよ。
≫【無料あり】FXトレードの検証ソフト・ツール比較【検証しないと勝てるようになりません】
検証が終了してリアルトレードを始めている人
持っている手法の検証が終了して、これからリアルトレードを始める人はまずは少額から徐々にロットを上げていくようにしましょう。
その際の資金管理については下記記事にまとめています。
≫【完全版】FXトレードの資金管理の方法徹底解説:リスク管理は必須
また、利益を出す事よりも、負けない事を意識したほうが結果的に投資のパフォーマンスが良くなるので負けない事を意識してトレードに臨みましょう。
≫【超重要】FXで勝つことよりも重要な負けない事について【初心者ほど難しい】