ポジションサイジングの必要性が分かっても実際に各トレードでいちいち計算するのはめんどくさいですよね。
このめんどくさいのも、1回や2回ならば我慢はできるかもしれませんがストレスはかかっているため長く継続していく上では非常に邪魔な感情になります。
そこで、その気持ちを少しでも軽減してくれるのがポジションサイジング計算ツールのMatafなんですね。
Matafは便利なんですが、プラットフォームが英語の為いかんせんハードルが高いって事で今回はポジションサイジング計算ツール【Mataf】の使い方を解説していきます。
ポジションサイジング計算ツール【Mataf】の使い方解説
使える通貨はメジャー通貨からマイナー通貨までほとんどの通貨でポジションサイズの計算が可能となっているのがMatafの使い勝手のよさですね。
英語のプラットフォームにさえ慣れてしまえば使い心地は控えめに言って最高です。
Matafでポジションサイズが計算できる通貨ペアは?
- AUD/CAD AUD/CHF AUD/HKD AUD/JPY AUD/NZD AUD/SGD AUD/USD
- CAD/CHF CAD/HKD CAD/JPY CAD/SGD CAD/HKD CADJPY
- CHF/HKD CHF/JPY CAD/ZAR
- EUR/AUD EUR/CAD EUR/CHF EUR/CZK EUR/DKK EUR/GBP EUR/HKD EUR/HUF EUR/JPY EUR/NOK EUR/NZD EUR/PLN EUR/SEK EUR/SGD EUR/TRY EUR/USD EUR/ZAR
- GBP/AUD GBP/CAD GBP/CHF GBP/HKD GBP/JPY GBP/NZD GBP/PLN GBP/SGD GBP/USD GBP/ZAR
- HKD/JPY
- NZD/CAD NZD/CHF NZD/HKD NZD/JPY NZD/SGD NZD/USD
- SGD/CHF SGD/HKD SGD/JPY
- TRY/JPY
- USD/CAD USD/CHF USD/CNH USD/CZK USD/DKK USD/HKD USD/HUF USD/INR USD/JPY USD/MXN USD/NOK USD/PLN USD/SAR USD/SEK USD/SGD USD/TRY USD/ZAR
- ZAR/JPY
上記のようにほとんどの通貨ペアに関してはポジションサイジングができるのが大きなMatafの大きなメリットになります。
実際数えてみたところ、【72通貨ペア】のポジションサイジングを計算する事が可能となっています。
ふぅ=3 数えるのほんと疲れました笑
実際にポジションサイジングするまでの流れ【画像付きで解説】
- Matafを開く
- 証拠金を入力する
- 許容損失%を入力する
- 通貨ペアを選択する
- エントリー価格と損切り価格を入力する
- 計算結果を確認する
- エントリーと逆指値を入れる
上記の7つの工程を行う必要があります。
では、実際に画像付きで見ていきましょう。
■入力する数値は
・証拠金 100万円
・取引通貨 EUR/USD
・許容損失% 2%
・ポジション Buy
・エントリー価格 1.11012
・損切り価格 1.10030
上記の数値を入力していきます。
1.Matafを開く
まずはMatafのサイトを開きます。
こちらからアクセスできます。
上記の画面になります。
2.証拠金を入力する
上記の画像のところに証拠金額を入力します。
今回は100万円と入力。
画像のところにプルダウンがあるのでそこからJPYを選択。
ここがEURやUSDになっていると計算がEURでの計算になってしまうので注意が必要ですね。
3.許容損失%を入力する
続いて許容損失を2%以内になるように設定していきます。
デフォルトの設定だと、1%になっている為ここは0.5~2%の範囲内であなたのリスク許容度に応じて変更させていきましょう。
参考:FXの資金管理の必須テクニック【ポジションサイジング】について解説する
4.通貨ペアを選択する
今回の取引通貨ペアはEUR/USD、ポジションはロングなのでデフォルトの設定のままです。
ショートの場合にはプルダウンからショートを選択、EUR/USD以外ならばプルダウンから他の通貨ペアに変更しましょう。
5.エントリー価格と損切り価格を入力する
今回のエントリー価格と損切り価格は以下の通りなので、そのまま入力していきます。
・エントリー価格 1.11012
・損切り価格 1.10030
実際に入力すると自動で損切りまでのpipsが計算されます。
今回の場合ですと、損切りまでの距離が98pipsになりました。
2つの要素が決まっていれば自動計算してくれるので
エントリー価格 + 損切りpips でも計算する事が可能ですよ。
6.計算結果を確認する
すべて入力を終えるとRESULTの1番上に緑色の文字で計算されたポジションサイズが記載されます。
今回の場合は、18950USDと記載されているので、1万8千通貨でのエントリーとなります。
7.エントリーと逆指値を入れる
ここまでで、ポジションサイジングの計算は終了になります。
後は、チャートの取引画面に行って計算した通貨ペアでエントリーもしくは指値注文をして終了です。
慣れれば全行程で5分もかからないので、日足・4H足を使っているトレーダーは余裕で使う事ができますね。
Matafは主要通貨の強弱も分析する事ができる
ポジションサイジングとは関係ありませんが、Matafは主要通貨間の強弱を分析する事が可能になっています。
主要通貨間強弱分析ページはこちらからアクセスできます。
少しサイトが思いのが難点ですが、見方に慣れておくとエントリーフィルターとして活用する事もできるのでよりトレードの精度があがるかもしれません。
■分析できる主要通貨は…
EUR USD GBP CHF JPY CAD AUD NZD
の以上8通貨、これらの組み合わせで分析する事が可能になっています。
主要通貨間の強弱分析の実際の流れ
- まずはMatafのサイトにアクセスする
- 下にスクロールする
- 分析したい時間軸の設定
- 見たい主要通貨を選択する
- 通貨間強弱の確認
1.まずはMatafにアクセスする
まずはこちらからMatafにアクセスします。
上のポジションサイジングツールのリンクとは異なるので注意しましょう。
リンクをクリックすると上記画像のようなページに遷移します。チャートが表示されるので少し時間がかかりますが問題ありません。
2.下にスクロールする
つづいて、画面を下にスクロールしていきます。
すると以下ような画面になります。(チャート上でスクロールするとチャートが反応するので注意が必要です。)
3.分析する時間軸を選択する
続いて、分析する時間軸を選択していきます。
デフォルトの状態だとHourty(1時間)になっているので
- 5min
- 15min
- Hourty
- 4H
- Daily
の中から分析したい時間軸を選択します。
個人的な主観ですが、5分や15分は時間が短すぎて使いづらい気がしているので1時間以降を見るのがいいと思います。
4.見たい主要通貨を選択する
分析したい通貨をプルダウンから選択します。
デフォルトではEURになっているので、好きな通貨に変更して使いましょう。といっても単一通貨を見ても全く意味がないので複数通貨ぺアを表示させて使う事になります。
今回は(EUR、USD、JPY)の3通貨の強弱を見てみましょう。
- EUR → 青
- USD → 赤
- JPY → 紫
上記の線で表示されています。
今回分析する限りでは3通貨ともおなじような強さでして、これから時間経過でどの通貨が弱くなっていくか経過観察するような感じになりますね。
5.通貨間強弱の確認
上記までの手順が終了したら、通貨間強弱の確認をしていきます。
具体的に分析するポイントとしては
- ダウ理論の推移を応用してどのように推移しているか?
- どの通貨が強くてどの通貨が弱いのか?
- 今取引しようとしている通貨ペアのそれぞれの強弱はどうか?
といった事を分析していきます。
実際にトレードで使うには慣れが必要ですが、うまく使えばフィルターとして強力に機能してくれますよ。
まとめ:どんなツールでも使うトレーダー次第で毒にも薬にもなる
今回は海外のトレーディングツール【Mataf】の使い方について解説していきました。
まとめると
上記の2つの使い方をすることができるツールです。
海外のサイトなので言語障壁は若干ありますが、このクオリティが無料で提供されていると考えると日本と海外の投資情報の普及に大きな差がある事がよく分かりますね。
それで、せっかく知りえた便利なツールであってもそれを使うトレーダーによって毒にも薬にもなるのが実際のところなんですね。
となってしまうのではなく、自分が使い切れない事を素直に受け入れて取り入れていく事の方が賢明です。(もっともここまで読んでくれているあなたならば問題はないと思いますが)
エントリーする度にツールを使う事を習慣化させる事ができればOKです。最初の数回は大変かもしれませんがうまく習慣に取り入れられるようにしておきたいですね。