本記事では、上記の方向けに記事を作成しています。
結論からいって、最初の内に証券口座開設で迷う必要はありません。
その理由を本記事で解説していきます。
FX国内証券会社は比較する必要がない【理由を解説する】
- どこの証券会社でも手数料は低い水準になっているから
- どのプラットフォームも一長一短
- 勝てていないのにストップ狩りとか税金とか考える段階じゃない
- 比較している暇があったら検証したほうがいい
上記の理由から私個人としてはFX国内証券会社は比較する必要がないと考えています。
別にどこでも大差ない。というのが個人的な結論。
以下で詳しく解説していきます。
参考:現役トレーダーが教える|おすすめFX国内証券会社【3選】
1.どこの証券会社でも手数料は低い水準になっているから
基本的に大手の手数料(スプレッド)はかなり低い水準になっています。
スキャルピングトレードをするのであれば、スプレッドはかなり重要な要素になってきますが、デイトレードやスイングトレードにおいてスプレッドはさほど重要ではないんですよね。
つまり、スプレッドは暴利でなければOKと言う事です。
私はスイングトレーダーなのでスプレッドなんてほとんど気にしていませんし、ひどい時には10pips程スプレッドあっても気にせずエントリーします。
その代わり勝った時の獲得pipsは100~200pipsは取ります。
なお、スキャルピングトレードがしたい方はFXの難しさを知らない場合がほとんとなので下記記事を読んで更生しましょう。
≫FXのトレードスタイルの種類と決め方【初心者はスイングトレード1択です】
≫【完全な基礎】FXトレードの種類と手法3選【向き不向きも解説】
2.どのプラットフォームも一長一短
FX国内証券会社では、それぞれに独自の取引プラットフォームが制作されており、そのソフトなりアプリでチャート分析してトレードしていく事になります。
このテクニカル分析はこっちにしかない、チャートの分析方法が多彩。といったようなことはあるにしても、そこまで大きな差がある訳ではありません。
強いて言えば、トレードの注文に必須である
- 逆指値注文
- 指値注文
- IFO・OCO注文
基本的にこれらの注文方法が存在していれば、ポジションの管理やエントリーの時に困る事はありません。
チャート分析の精度を高くしようと思うのであれば、証券会社の取引プラットフォームではなく、MT4というチャート分析ソフトをおススメします。
億を稼ぐトレーダーもこういった分析ツールを活用してトレードしていますよ。
3.勝てていないのにストップ狩りとか税金とか考える段階じゃない
失礼かもしれませんが、本記事を読んでいるという事は、
まだFXを始めたばかりか、あまり勝てていない方だと思います。
ぶっちゃけ、その段階で証券会社がストップ狩りしているとか、税金がどうとか考える段階ではありません。
それは、ある程度勝ってから意識していく事です。賢い資金管理戦略はしていく最初から意識していく必要がありますが、税金や証券会社云々は後で問題ありません。
参考:【完全版】FXトレードの資金管理の方法徹底解説:リスク管理は必須
4.比較している暇があったら検証したほうがいい
正直なところ、証券会社を比較している時間があるなら、その時間で少しでも手法や資金管理の検証をした方が効率的です。
時間は有限でして、勝っているトレーダーでもまだ稼げていないトレーダーでも時間だけは平等なんですよね。
全然勝てていない人の共通点として、どうでもいい事に時間を使ってしまう。と言う事がありますが、
まさにその通りでして、極端に害悪な証券会社ならばともかく、一般の人が普通に目にする証券会社であれば特に問題はありません。
≫FXの検証方法を解説する【検証は自分でやらないと意味がない】
【それでも迷う人向け】FX証券会社はMT4が使えるところを選ぼう
上記の事を踏まえても迷ってしまうかたもいると思います。
そんな方には、MT4が使える証券会社がおススメ。
■MT4とは?
証券会社ではなく、メタクオーツ社という会社が提供する取引プラットフォームでして、様々な証券会社で導入されているソフト。
PC版とアプリ版とがあり、どちらも使い勝手はかなりいいです。1度慣れてしまうと他の取引プラットフォームには戻れなくなりますよ。
といった感じでして、勝っているトレーダーのほとんどが使っているのがこのMT4になります。
メリットは
- 独自カスタマイズのインジケーターが使える
- EA運用(自動売買)もできる
- 複雑なチャート分析が可能
- 自分で使いたい機能のカスタマイズができる
- 複数の証券会社で提供しているから他の証券会社に移行しても問題なく取引できる
といった感じ。
デメリットは
- ぶっちゃけ見当たらない
でして、MT4のデメリットって全然感じないんですよね。使っていて不便さも特にない。
といいますか、不便なところは大抵調べてカスタマイズしていけば対処可能でして自分で使いやすいように育てていくといったイメージですかね。
なお、国内証券会社でMT4が使える証券会社は下記記事にまとめています。
MT4の基本的操作方法は下記記事で解説しています。
≫【初心者向け】MT4でFXトレードを始める方法【はやめに慣れよう】
おまけ:複数の証券会社を使った資金管理
おまけとして、複数の証券会社を使った資金管理について紹介しておきます。
証券会社は1つしか開設してはいけない訳ではなく、必要に応じて口座を開設していけばOKです。
■複数の証券会社を使った資金管理方法
- リスク許容度に応じて口座分散する
- 2つの口座で両建て手法を使う
- 口座分散して会社倒産に備える
リスク許容度に応じて口座分散する
いくつかの取引手法を持っている場合には、その手法のリスク許容度に応じて口座も分散してしまいます。
リスク低 → 資金は多め
リスク中 → 資金は少なめ
リスク大 → 資金はかなり少なめ
といった具合です。このように口座分散しておくことで仮に資金が飛んでしまったとしても他の手法の運用資金は守る事ができます。
最初からこのように複雑な資金管理は難しいかもしれませんが、実際にやっていく中で慣れてきたらこの方法も試してみましょう。
2つの口座で両建て手法を使う
両建て手法というのは、同じ通貨ペアでロングとショートを持つ事です。
これは、海外FX口座ならば同じ口座内でできますが、国内FX口座ではできません。
その為、複数の証券会社を利用して両建てしていきます。
この両建て手法のメリットは
- とにかく負けにくい
- 短期的な利益と長期的な利益の両方が取れる
- ポジションの打ち方次第で幅広いトレード戦略が取れる
といった感じでして、とにかく負けない為の技術として優れているものになります。
国内証券会社だと2つ以上の口座で運用する事になるので、管理が煩雑になるのが大きなデメリットになります。また、海外FX口座で両建てする時よりも証拠金がいるのが難点ですね。
これをやりたい場合には海外FX口座の方が優れていると言えますね。
口座分散して会社倒産に備える
証券会社と言えど、会社倒産のリスクは常に内包しています。
そのため、投資資金の全額を同じ証券会社に預けるのではなく、複数に分散しておくのも大事な資金管理。
今日、私達が生きている時代は本当に先行きが不透明な時代になってきていまして何が起きるか分かりません。
今は問題がなかったとしてもいつ問題が顕在化してくるかは誰にも分からないからこそ、事前に起こり得る可能性が少しでもあるならば対処しておくべきでしょう。
これは、FXトレーダーというよりも、投資家として大事な視点になります。
まとめ:取引口座開設はさっさとすませて検証しよう
記事内容をまとめます。
■FX国内証券口座の比較はする必要がない
- 理由①:どこの証券会社でも手数料は低い水準になっているから
- 理由②:どこの取引プラットフォームも一長一短だから
- 理由③:勝てていないのにストップ狩りや税金とか考える段階じゃない
- 理由④:比較している暇があったら検証したほうがいい
■それでも迷うならMT4が使える証券会社を選ぶ
- 理由①:ぶっちゃけ勝っているトレーダーで使っていない人はいないから
- 理由②:複数の視点からチャート分析ができるから
- 理由③:チャートを俯瞰して分析する事ができるから
といった具合です。
それで、取引口座開設に迷っている暇があるならば、さっさとMT4が使える証券会社で口座開設を済ませてしまいましょう。
というのも、過去のチャートデータを使って検証をしたり、どんな風にチャートが形成されていくのかを一早く目にしておいた方がいいからです。
実際にFXで稼ぎ続けるのは、なかなか簡単な事ではなく、時間がかかります。
その過程で必ず自己対話や自己分析が必要になりますし、単発で稼ぐことができてもその利益には特に意味はありません。
どんなビジネスも稼ぎ続けてこそ心理的にも安定するし、資産にも複利がかけられるというものです。
長い目で時間をかけてコツコツできる人が最終的に果実をもぎ取っていきますよ。