FXトレードが下手すぎてトレードが楽しくないトレーダーは多いですよね?何を始めるにも上手くなるからこそ楽しくなってきます。
トレードが下手すぎると思っているあなたはトレードを上達したいという向上心がある方です。そのため、正しいやり方でトレードをすることができれば必ず上手くなっていきますから努力を続けていきましょう。
今回はFXトレードが下手すぎるトレーダーが上手くなるための方法をお伝えしていきます。
その前にトレードが下手すぎるトレーダ―の特徴を見ていきましょう。
FXが下手すぎる人の4つ特徴
FXトレードを上手くなりたいのであれば、まずは下手すぎるトレーダーの特徴を知る必要があります。
これを知ってトレードの時にそうなっていないか意識していきましょう。
- 損切りができていない
- チャート分析が甘い
- テクニカル指標を使いこなせていない
- FXに対する考え方が甘い
上記の4つの特徴について詳しく解説していきます。
特徴①:損切りができていない
下手すぎるトレーダーは総じて損切りができません。損切りができないのはトレーダーとしては致命的です。
トレードをするうえで自己資金を守る唯一の手段が損切りになるので必ずトレードする時は損切りをしましょう。
また、「損するのが嫌だ」と思うことが損切りをするときにあると思いますが、それは誰でもそうです。もし仮に損するのが嫌なのであれば方法を考えましょう。
- 勝率が60%以上になるまでデモトレード・少額トレードで練習
- エントリーポイントを絞る
など、やりようはいくらでもありますが間違っても損するのが嫌だからといって損切りをしないという選択肢にはならない様にしましょう。(損切りできないと死にます)
参考:【悲報】FXに損切りしない方法は存在しない。諦めて損切りしよう
②チャート分析が甘い
チャート分析技術はFXトレーダーがエントリー・エグジット・傍観で使うためしっかりと分析ができるようになっておく必要があります。
ここで言うチャート分析が甘い。というのは
- ろくに検証もしていない
- 自分が使う分析手法の優位性も理解してない
- なんでその分析が適切なのか説明できない
上記のような事をチャート分析が甘い。と表現しています。
非常に高度に聞こえるかもしれませんが、結構大事でして
短期的には付け焼き刃の技術でも通用する相場が来ますが、長期ではその技術では勝ち越す事ができません。
その為にチャート分析技術は1つでも良いので相当深くまで考えて突き詰めておく必要があります。
チャート分析はただ単純に
- ラインがこう引けるから買い
- このアクションが来たから売り
- ダウ理論のトレンドが下降だから売り
そういったレベルではなくチャートから読み取れるものの量で分析が上手いか下手かが決まります。(もちろん、これが悪い訳ではなくここからもっと掘り下げて考える必要がある)
ただぼけーっとチャートを分析するのではなくしっかり自分の頭で考えて分析をしましょう。
参考:【保存版】FXトレードで使う基礎的な分析方法のまとめと使い方解説
③テクニカル指標を使いこなせていない
②のチャート分析の部分と若干かぶる部分もありますが、テクニカル指標はエントリー・エグジットの判断をする時に使っていきます。
■メジャーなテクニカル指標
- 移動平均線(MA)
- MacD
- ボリンジャーバンド
- RSI
上記のようなものをインジケーターとかテクニカル指標などと呼びます。
それで、具体的にテクニカル指標を使いこなすとなった場合には
- RSIの水準が70%に到達したから売り → NG
- MacDでダイバージェンスが出たから買い → NG
上記のような思考プロセスではなくて
よし、この下降トレンドの局面でエリオット波動的には5波に相当する形状が出ているぞ。
じゃあその局面でのMacDのダイバージェンスが確認出来たら買いでエントリーしよう!
待てよ、実際に過去の相場ではどうだったのだろう?5回ぐらい検証して優位性が確認できたらエントリーだ。
少なくとも、エントリーする前にこれだけの行動があって初めて使いこなす事ができるのがテクニカル指標なんですね。
逆に言えばこの思考プロセスをすっ飛ばして、エントリーだけに焦点当ててたらいつまで経っても勝ち越す事はできません。(相場が合致すれば運よく勝つ事はある)
世に出回っているインジケーターはそのほとんどがいい物で正しく使いこなすことができればどのインジケーターでも勝つことができます。使えないといっているトレーダーはただ使いこなすことができていないということです。
④FXに対する考え方が甘い
FXに対する姿勢・考え方はそのままトレードの結果に大きく関係していきます。下手なトレーダーは総じてここの姿勢・考え方が甘い。
具体的に適切な姿勢・考え方は…
- FXトレードを仕事と捉える
- 損切りは必ず行う
- 検証作業は必須
- FXを行う理由が明確にある
- 相場はどれだけ経験を積んでも予想・予測はできない
といった事がありまして、他にもありますが長くなるので割愛しますが
このFXに対する姿勢・考え方が根底の大事な部分となってくるんですね。
心が変われば態度が変わる 態度が変われば行動が変わる 行動が変われば習慣が変わる 習慣が変われば人格が変わる 人格が変われば運命が変わる 運命が変われば人生が変わる
という言葉が、ありまして、野球の松井選手が座右の銘としている事で有名な言葉であります。
思考 → 行動 → 習慣
のように徐々に変化が起きていくものでして、まずは思考が大事になるってことですね。
その根底となる部分が全くのぐらぐらだとその上にどれだけ頑強なものを築いたとてちょっとの揺れで崩落していきます。
そうならない為に頑強な基礎を作っておきたいものですね。
この辺りは当ブログのマインド集でもたくさん解説しているので興味があれば見てください。私が実際にトレーダーとして感じたこと、他のトレーダーさんから学んだ事を書いています。
FXトレードを少しでも上達するための方法4つ
FXトレードを上達させるための手段は1つしかありません。それは自分の今足りない分野を伸ばすことです。その分野が何なのかは自分のトレードを客観視することで見えてきます。
今回は全体的な力を身につける時にどのような方法を使ったらいいのかをお伝えしていきます。
- 1つの手法について徹底的に掘っていく
- トレードの検証をする
- リアルトレードの時に資金管理を使う
- 自分の心理状態について検証しておく
では、順に解説していきます。
①1つの手法について徹底的に掘っていく
まずは、1つの手法について徹底的に掘っていく事をおススメします。
■例えば…
- プライスアクションで戦う優位性は何? → 相場の人間心理がプライスアクションとして形成されているから。
- 人間心理が入りこむと何故優位性があるのか? → 人間は不合理な生き物でその不合理な相場に対して自分が合理的にトレードする事が優位性になる
- なんでピンバーは優位性が高いのか? → その時間軸で見るとピンバーとしての形成になっているが、下位足に落としてピンバーを見ると高値安値の形成から急激にトレンド転換している事が確認できるから
上記はあくまでも例ですが、このように1つの事について徹底的に掘っていくんですね。
それがトレーダーとしての強さになります。
もちろんこれは、絶対的な正解はありませんし、ある意味全部正解で全部間違い見たいな非常に曖昧なところですが、あなた自身が納得して一貫性のとれる行動ができるようになったら勝ちです。
テクニカル指標を頼りにゴールデンクロスで買い、デットクロスで売り。
とかそうしたものだけで戦うのも最初は良いですが、せっかくならその武器を使う意味だったり、優位性は考えておくとどこかで大損した時に再現性が上がりますよ。
②トレードの検証をする
2つ目は、トレードの検証をする。です。
トレードの検証自体は、デモトレードなりリアルトレードで少額でやっても良いですが検証作業自体はトレーダーにとって必須の作業となります。
この時に上記で掘っていった技術の精度を試したり、あなたのライフスタイルとトレード手法がマッチしているのかの確認をしていくのが重要。(それが検証作業になる)
この検証作業ができないといつまで経っても勝ち続けるトレーダーになる事はできませんし、まったく勝てないトレーダーでいる事になってしまうのでしっかり検証していきたいところですね。
なお、具体的な検証方法につきましては、下記記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
≫FXの検証方法を解説する【検証は自分でやらないと意味がない】
あなたの時間は有限でして、検証する時間も効率かする事ができればより検証量を増やす事も可能ですし、空いた時間で自分の好きな事に充ててトレードのメンタルを整えるのも大事な仕事なので、検証効率を上げるツールの導入も同時に考えていくと良いですよ。
≫【無料あり】FXトレードの検証ソフト・ツール比較【検証しないと勝てるようになりません】
検証作業で注意したい点は
- 実際にリアルタイムにトレードした時に同じ行動が取れるか?
- インチキせずに正しいデータで検証する
- 結果をきちんと受け止め対策する
といった事に注意してほしいです。ここで甘さが出てしまうとリアルマネートレードに移行した時に痛い目を見ますよ。
③リアルトレードをするときに資金管理を使う
検証が終わったらいよいよリアルトレードに移行していきます。このリアルトレードの際に必須の技術になるのが、資金管理なんですね。
この資金管理ができていないと、簡単に相場から撤退・淘汰させられてしまうのでFX市場におけるあなたの資産を守る技術が資金管理技術だと言えます。
≫【完全版】FXトレードの資金管理の方法徹底解説:リスク管理は必須
資金管理技術自体は難解なものはなく非常にシンプルでして
- 投資資金の10%を証拠金として使う
- エントリー時に2%ルールを適応する
上記の2つが守れていれば初心者でもまず破産する事はないと言えます。(しっかりと守れればの話です)
詳しくは上記の資金管理記事に書いているので割愛しますが
資金管理で難しいのは、その資金管理をあなたが守り通す事ができるか?ってところなんですね。
ここに労力を割く事がトレーダーとしての大事な要件になります。個人的にはチャート分析や手法なんかよりも特に大事な部分だと考えてます。
≫FXはトレードルールが必須!ルールの作り方・守り方【実例あり】
まとめ:複雑な事でも継続する事でできるようになる
記事の内容をまとめます。
■FXが下手すぎる人の4つの特徴
- 損切りができていない
- チャート分析が甘い
- テクニカル指標を使いこなせていない
- FXに対する考え方が甘い
■FXトレードを少しでも上達する為の4つの方法
- 1つの手法について徹底的に掘っていく
- トレードの検証をする
- リアルトレードの時に資金管理を使う
- 沈んの心理状態について検証しておく
以上が記事のまとめになります。
それで、上記の内容を実行していく事ができれば徐々にではありますが、下手なトレーダーから上手い(勝ち続ける)トレーダーになっていく事は可能なんですね。
資金管理して、チャート分析して、検証もして、自分の心理状態も検証してと
かなりやる事が多くて最初はキャパオーバーに当然なります。
できていると思っていても、何かの視点がどうしても抜けてしまうのが人間なんですね。
それが、大きな失敗をせずに少額でトレードして相場から退場しない事で徐々にできるようになってくるんですね。だから相場から退場しない事が大事になってくる。
というのも、一見すると変化がないように見えても人はリスクを取る中で成長していくから。
成長は継続していく中でしか教授できない → 継続する為には大きな失敗をしない事が重要 → リスクは取るけども小さなリスクで継続する
という思考形態になる訳で、この思考形態が投資・投機においては非常に強い考え方になります。
この考え方が聖杯といっても過言ではないと私は思っています。ですからあなたも今一度自分のトレードを見返してみて上記で取り入れる事があれば取り入れてみる事をおススメします。
もちろん、そこは自己責任ですけどね!