FXでは1割の勝ち組と9割の負け組のトレーダーという厳しい世界です。この世界で生き抜いていくためには9割の負け組である大衆の逆をすることが非常に大切になってきます。
そのためにはまず大衆のがどのように考えて、どのように行動をしているのかを理解する必要があります。それなくして戦略を立てることはできません。
また、大衆は何を考えているのか分かりづらい時が多々あります。その時にはトレードをしないことが賢明です。多くの場合分かりづらいというのはみんな分かりづらいということなのでそのような予期にはリスクが高くなります。
FXトレードで勝ち続けるためには大衆の逆をやる必要があり、そのためにはまず大衆が何を考えどう行動するのかを理解していきましょう。それを考えていくことがFXで勝つための道になります。
では、今回は大衆の逆をやる為に必要な考え方についてお伝えしていきましょう。
FXで勝つために大衆の逆をやる方法
FXで利益を上げて勝ち続けるためには大衆の逆をやる必要があります。大衆の逆をやり1割の勝ち組に入ることが大切です。
そのためには、まずは大衆がどんなことを考えて、どうやってトレードをしようとしているかを知る必要があります。
それを知ったうえで戦略を立てていくのが王道の道になるわけです。
相場は人間心理の塊である
まず初めに、相場は人間心理の塊であることを理解しましょう。
トレードを実際にするときにはチャートを見ているわけですが、その向こうには複数のトレーダーがいます。
複数のトレーダーが集まり大衆の心理が重なり合って相場は動いています。
トレードをしているとチャートとの戦いになりがちですが、常にチャートの向こう側にはトレーダーがいることを忘れない様にしましょう。
つまり、主観的な思考と客観的な思考が大切ということになります。
大衆が何を考えているのかを考える
大衆が何を考えているのかをチャートから読み取り考えましょう。
- 今は売りと買いどっちのトレーダーが多いのか?
- ここで勝っている人(売っている人)はどんな気持ちか?
- ダウ理論から見る相場の局面はどうなのか?
- どういう値動きが相手にとっていやなのか?
上記の事を徹底的に考えてトレードプランを練っていきます。
この訓練がとても大切で、これには正解はありませんが正解がないからこそ考え出した結論に意味があるといえます。
そこには明確なトレード目標ができトレードのプランがあり値動きに対処ができるようになります。
最初こそどうやって考えたらいいのか分からないものですが、
■ロングしているトレーダーの嫌な動きは?
■ショートしているトレーダーの嫌な動きは?
などトレーダーのそれぞれのトレーダーの視点に立って考えることで見えるものがあるので訓練して身につけていきましょう。
これが大衆心理の逆をいくために必要不可欠な考え方になります。
テクニカル分析は大衆心理を視覚化するために存在している
かなり応用になりますが、テクニカル分析は大衆心理を視覚化するために存在しています。
これは勝っているトレーダーなら理解できる事ですが
- ダウ理論
- エリオット波動
- グランビルの法則
- ライン分析
- プライスアクション
- 移動平均線
- RSI
- MacD
等のテクニカル分析は大衆心理を視覚的にトレーダーが認識するために存在しています。
テクニカル分析を使って勝てるトレーダーと負けるトレーダーに大別されるのは、こういった細かい認識の差にあると言えますね。
大衆は明確な判断指標を持っていない
そして大衆は明確な判断指標をもっていない場合が大半です。
- 値ごろ感でトレード
- その時に記憶に残っている検証もしていないトレード手法
- マスコミやアナリストが上がると言った
- 誰か有名なトレーダーがエントリーしている
上記のように、まったく一貫性もなく行動してしまっているのが大衆のトレーダーですね。
明確な判断指標がないためにトレードに一貫性がありません、そのため大衆はいつまでも同じようなトレードを繰り返し負け続けているといえます。
エントリー・エグジットのタイミング
大衆の逆をやるときにもエントリー・エグジットのタイミングは非常に重要になります。なんとなく勝っていては逆を行っても刈られて終わってしまうからです。
エントリー・エグジットのタイミングは必ず絞ってトレードをしていきましょう。
■FX初心者がやりがちな過ち
・エントリーした後でごちゃごちゃポジションをいじる
・インジケーターをむやみやたらに表示させる
・まったく優位性のないところでエントリーする
上記のようにやっていてはいつまで経っても勝てるようにはなれません。
実際に勝てるポイントは1日の中でそんなに多くはないし分析手法も沢山使ったからといって勝てるようになるわけではありません。
あれもこれもとなる前に1つの分析手法を使いこなせるようになりましょう。
特にインジケーターなんかは視覚的に分かり易いですがそれがなにを表しているか?どんな時にどんな判断ができるのかを正しく把握していないまま使うことは本当に愚行なので気を付けましょう。
参考:FXのテクニカル分析を無駄にするのはトレーダー?無意味なテクニカル分析
参考:FXの1日のエントリー回数は?取引回数を制限しリスクを限定する
自分がどんな動きをされたら嫌なのかを考える
大衆がどんな考えをしているのかを考える時には、自分が1番いい例になるでしょう。過去の自分をターゲットにしてしまいます。
- この安値を抜けられると嫌だな
- ここから上がってくると嫌だな
- このまま値動きがレンジになって停滞すると嫌だな
というように、嫌な動きを想定しておくことで、そのシナリオになった時に柔軟に対応できるようになります。
嫌な動きを想定することができるようになると、結果的には多くのトレーダーの逆をいくトレーダーになることができます。
これらを把握しておくことはトレードいおいての取捨選択や、嫌な値動きになった時の対処法を考える時に必ず役に立ってくるためマストで実行しましょう。
トレーダーがターゲットにすべき相手は誰でもなく過去の自分ということです。
単純に逆張りが大衆の逆という事ではない
少し、踏み込んだ話になりますが、純粋に逆張りが大衆の逆か?と言うとそうでもないケースが多いです。
- 上がったら逆張りでショートを打つ
- 下がったら逆張りでロングを打つ
これは一見逆張りに見えるようですが実際にはただの無策なトレードでしかありません。
本当の逆張りとは実は、エントリーの前から始まっていて
- 勝ちではなく負けから考えてトレードをする
- 短期足よりも長期足でトレードする
- スキャルピングよりも、スイングトレード
- 検証は絶対にする
- 資金管理を重視する
- トレンドの先行期を捉える
といったように、実際にトレードをする前段階から逆張りである事が本当の逆張りです。
安易に逆張りするとただ資金を溶かすだけでなんの意味もありませんので、今あなたがしている逆張りがきちんと戦略のある、根拠のある逆張りなのか今一度確認してみるといいですね。
まとめ
FXトレードで勝ち続けるためには、9割の負け組トレーダーである大衆の逆をいく必要があります。
逆をいくためにはまず大衆が何を考えどう行動するのかを知る必要があります。それを理解するためのFXに対する勉強も必要です。
また、大衆の逆をいくということは逆張りと捉えれるかもしれませんがトレードの逆張りだけでなく、思考の逆張りも必要です。
というかこの思考の逆張りがとても重要です。
多くのトレーダーがめんどくさがってやらないことをやる。それが1割の勝ち組に入る為の近道であります。FXはその性質上楽して稼ぎたい属性のトレーダーがまだまだいます。それらのトレーダーがしないことをすれば必然的に儲かっていくということです。
トレードの逆張りも大切ですが、もっと重要なのは思考の逆張りです。大衆の逆をいくためにもこれらの思考を理解しておきましょう。