今回は、FXで負けたときの対処法についてご紹介します。
FXで負けるのって本当に嫌ですよね?
私も本当に嫌でした。近くにある段ボールとかぶん殴ってましたね…
FXで負けた時の心理的状態って非常に危険です。
とはいえFXは負けときちんと向き合い対処していくことが大切になってきます。
ですので、負けた時にどんな風に対処すればいいのか?
効果的な対処法を公開します。
負けた時の対処法を知っていれば、メンタル面で安定してトレードでき、
メンタルの安定がトレードの勝率を高めてくれますから非常に効果的です。
FXで負けた時にどんな対処法をしたらいいのか?
FXで負けるのって誰でも嫌ですよね?
いらいらしたり、悔しくなったり・落ち込んだり人それぞれあると思いますが
まずは、あなたが負けた時にどんな風に思うのかきちんと分析してみましょう。
■対処手順
- 負けた時にどんな風に思ったのか?
- 人によって対処方法は違ってくる
といった感じ。順に解説していきますね。
手順①:負けた時にどんな風に思ったのか?
まずは、FXで負けた時にどんな風に思うのか分析していきます。
- イライラする
- 悔しくなる
- 悲しい
- 熱くなる
上記のパターンがありますよね。(ちなみに私はイライラして物に当たってました。)
上記のどんな風に思っていてもトレーダーの正常なメンタルの観点からは良くないので次のトレードに影響が出ないように対処していく事が大事です。
そもそも負けで一喜一憂しているのが半人前
そもそも論にはなりますが、トレードの負けは誰でも形状するものです。ビジネスで言えば必要経費になってくる。
つまり、負けで一喜一憂すること事態がトレーダーとしては適切な思考ではないんですね。
トレードする時には感情をできるだけ排して淡々とトレードできるようになれば一人前です。
もちろん、人間なので完全に感情を排除することはできないのでバランスが大事ですし、すぐに感情を排してトレードができるようになる訳ではありません。
徐々にで良いのであなたなりのサイクルを作ってみましょう。
手順②:人によって対処方法は違ってくる
FXで負けた時の対処法は人それぞれ違うので例を挙げます。
- 熱いお茶を飲む
- 腕を思い切りつねる
- 散歩に行く
- 瞑想をする
- タバコを吸う
ここはあなた自身が一番心理的にリフレッシュするものをチョイスすると良いですね。
この対処方法で重要なのは、何か行動をトリガーとしてトレードで負けたという負の感情を消す事にあります。
こうしたルーティンを組んでおくことで、継続していくうちにすんなり負けが受け入れられるようになってくる。
注意したいのはサクッとできる行動という事です。
- 負けたからキャバクラで散財する
- 負けたからいつもよりもいい食事を取る
といった行動は逆効果になりますので注意が必要です。
ご褒美と心理的リフレッシュは別物にしておくのが吉
上記の注意点だけ守っていれば基本的にどんなトリガーでも大丈夫です。
重要なのは負けた事実をすんなり認められるようにするという事ですので、目的から外れないようにしましょう。
トレーダーは正常なメンタルで相場と対峙する事が求められるので、こうしたちょっとした工夫でも継続すると大きなな差になりますよ。
冷静な心理状態になったらトレードの負けを素直に認める
上記手順で冷静な心理状態になったら、素直にトレードの負けを認めましょう。
ただ、素直に負けを認めるとなってもなかなか難しいことでして
- 負け金額が許容できない
- 負けたという事実が嫌だ
上記のようになってしまうのが人間。本当に弱い生き物です。
が、FXトレードにおいて負けというのは必然的に発生するものですべての負けトレードをなくすことはプロトレーダーであってもできません。
つまり、負けはトータル利益を出す為の必要経費ってことです。
日本には失敗・負けを嫌う文化が根付いている
これは様々なところで目にしますが、日本の教育が失敗や負けを認めないといった文化が存在している事実がありますよね。
- 授業中に間違った回答をして微妙な空気になる
- 失敗した人を必要以上に責める
- 失敗した人に次のチャンスが与えられない
など、具体的な例を挙げればキリがないほど失敗や負けと言うのを嫌う文化があるんですね。
この事実から必然的に、日本人は無意識のうちに失敗や負けを嫌う傾向がありそれがFXトレードの世界でも影響されるという事は理解しておく必要があります。
そのために失敗や負けと上手く付き合っていく事が個人投資家には求められるということですね。
負けや失敗こそがより自分を成長させるために必要なエッセンスですから!
重要なのは負けを素直に認める事
上述しているように、特に日本人は失敗や負けを嫌う・恐れる傾向があります。
- 負けた時にイライラする
- 負けて熱くなってついポジションを張ってしまう
上記のような行動なりやすい。
だからこそ、まず大事になる事は”負けを素直に認める事”なんですね。くどいですけど超大事。
負けを素直に認めるからこそ
- 次の課題が見えてくる
- 次のトレードに活かす事ができる
- 失敗が失敗のまま放置されない
上記のようになりますので負けを素直に認めましょう。
それではFXの負けにはどんな傾向があるのでしょうか?
不思議なことにFXで負けるパターンはそんなに多くなく数は限られてきます。
トレーダーが負けるパターン・傾向と対策
FXで負ける事は誰でも当然嫌な訳ですよね。でも負けのパターンってそう多くはありません。
- 自分のエントリーポイントまで待てなかった
- 損切りができなかった
- ロットが大きすぎた
- 無駄なポジションを持ってしまった
上記の事が挙げられます。多くの負けはこのどれかが原因になっているケースが多いですね。
上記のものとあなたのトレードを照らし合わせて分析してみましょう。
そこに原因がなければその負けは確率収束上仕方のない負けですので必要経費として負けを許容して下さいね。
ちなみに私はエントリーポイントに到達していないのにエントリーする。俗に言うポジポジ病が多かったですね。
トレードで同じ負けを繰り返さないために
上記であなた自身の負けの傾向が分かれば、あとはそれを対策する事でその負けはなくなっていきます。
もちろん、完璧な人間はいませんので
その時の心理状態や相場環境によって同じ負けを繰り返してしまう事もありますが、徐々に上手くなっていき最終的には負けがなくなる。
というイメージですね。
だから相場では生き残る事が大事なんですよ。生き残れば経験値が生き続けますから。
そこで、負けを繰り返さないための方法をご紹介します。
FXで同じ負けをなるべく繰り返さない為の方法
- パソコンの画面に付箋で貼る
- トレードルールに組み込む
- 毎日唱える
- トレードノートにつけておく
- ブログやYouTubeでアウトプットしてしまう
上記の方法は考えられます。
私のおススメはトレードルールにその負けや失敗を組み込んでしまう事ですね。
■例えば
・損切りができずに資金が大きく減ってしまった。
→損切りは手動ではできないからエントリーと同時に逆指値注文を入れる
・エントリーポイントまで待てなかった
→エントリーポイントが来るまで断固としてエントリーしない。
といった感じです。
トレードルールに組み込んでしまう事で、ルールというフィルターが同じ負けを繰り返さないように働いてくれるので非常に有効です。
トレードルールに組み込む事でそのルール事態が強くなるというメリットまでついてきますよ。
■パソコンの画面に付箋で貼る
PCの画面に付箋で貼ってしまうと嫌でも見る事になるので良いですね。
実際に失敗したチャートを見えるところに張り付けて戒めとして使うのもありです。(私も大失敗したものは2年前のものでも張り付けてます)
ただ、携帯の待ち受け画面とおんなじで貼ってるのが日常になると意識下からは外れるのでそこだけ注意が必要。
■毎日唱える
失敗を毎日唱えるのはこれあなた自身にとっては失敗を思い返す事になるので苦痛ではあると思いますが大事な事になります。
毎日でなくとも、1週間なり、1ヵ月なりに定期的に見直す事は確実にした方がいいですね。
慣れてくるといつの失敗でもチャート見たら思いだせるようになりますよ。(この領域に来ると失敗もほとんどなくなってくる)
■トレードノートにつけておく
失敗をトレードノートなり携帯のメモなりに張り付けるのも当然おススメです。
これも失敗を唱える事と同様に、定期的に見返して自分を戒める方法として活用可。
また、トレードノートに書くことで自分の頭が整理されて解決策が浮かんできたり、冷静になる事ができるのも大きなメリット。
紙の媒体とデジタルの媒体がありますが個人的には紙の媒体を使うのがおススメですね。書くという行為はタイピングする事よりも脳を使うのできちんと負けの印象が残ります。
参考:FXでトレード記録の付け方と記録を付ける重要性を徹底解剖
■ブログやYouTubeでアウトプットしてしまう
私は当ブログを運営しているのでここで負けトレードなんかは共有する事ができますし、今だったらYouTubeなんかを使うのもありですよね。
ブログもYouTubeも無料の範囲内でやればリスクは0ですし、失敗を共有するので応援が立つかもしれません。
それこそ、失敗したことを私にアウトプットして頂いても構いませんよ!(どしどしお待ちしてます。)
自分のトレードの負けから学べる人が強くなる
負けには様々なパターンがあり、心理状態も考えると人の数だけ負けの理由があると言っても過言ではありません。
- 奥さんとけんかして冷静な判断ができなった
- 仕事で失敗したことを引きずってストレス解消にトレードした
- 体調が悪い時に分析して本来の力が発揮できなかった
等、負けには複数の要因が関係してくる訳ですが、
結局のところ負けから学べる人、改善できる人が強くなっていきます。(これはどんな分野でも同じですよね)
負けから学ぶことは重要ですが、その負けが再起不能の負けにはなっていけない訳です。
つまり、1度や2度の失敗でトレードができなくなるほどのリスクは負うなって事。(その為に資金管理だったりチャート分析技術が必要になる)
その為にできるだけ相場で長く生き残り、たくさんの負けや失敗を経験して這い上がっていく事が大事ですね。(今勝っているトレーダーは例外なくめっちゃ失敗してますよ)
参考:FXで失敗した時の対処法とその乗り越え方まとめ【負けない事が肝要】
まとめ:勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし
記事の内容をまとめます。
■FXで負けた時にどんな対処法をしたらいいのか?
- 負けた時にどんな風に思ったのか分析する
- 人によって対処方法は違ってくる(性格やバックボーンが違う為)
- それぞれに合った対処方法で対処する
■冷静な心理状態になったら負けを素直に認める
→負けが素直に認められないなら上の①②③を再度やり直す
■トレードで負けを繰り返さない為にできる事
- パソコンの画面に付箋で貼る
- トレードルールに組み込む
- 毎日唱える
- トレードノートにつけておく
- ブログやYouTubeでアウトプットしてしまう
今回の記事はこんな感じです。
それで、最後に私の好きな言葉の1つで楽天ゴールデンイーグルスの名誉監督である野村克也監督の座右の銘に
勝ちに不思議の勝ちあり、負けの不思議の負けなし
松浦清
という言葉があります。
これはまさしく相場でも応用可能な言葉でして
負けに不思議の負けなしなんですね。つまり、負けるトレーダーには負ける理由があるべくして負けるという事。
だからこそ、負けない為に負けない事を意識しますし、1つの負けから1だけでなくたくさんの事を学ぶんですね。
転ぶ時があっても転んだ先で何か掴んで起き上がりましょう。