FXはレバレッジという仕組みがあります。何やら聞きなれないレバレッジという仕組みは少し理解するのにもややこしい部分があります。
そのためにFXが危険なの?とかレバレッジってよくわからないから怖い!となってしまいます。実際にはレバレッジとは味方にもなり得ますし、敵にもなり得ます。
これはレバレッジの使い手にかかってきます。
つまりFXではレバレッジを味方につける必要があります。だからこそレバレッジに対しては必ず理解をしておきましょう。
レバレッジというのは国内FX会社で25倍、海外FX会社で888倍のトレードができます。ですがレバレッジは25倍も使ってトレードをするのはとてもリスクが大きくなりますから最大でも15倍ぐらいに留めておきましょう。
今回はレバレッジの使い方とレバレッジを使わないトレードについて解説をしていきます。
FXのレバレッジを使ったトレードと使わないトレード
レバレッジというのは敵にも味方にもなり得ますがレバレッジの仕組み上レバレッジを選択してトレードをすることはできません。
ですが取引枚数を制限することでレバレッジはコントロールするこができます。そのため実質レバレッジを使わないトレードと使うトレードが可能となります。
レバレッジとは?
そもそもレバレッジというのはテコの原理のことでFXでは少ない証拠金で大きな通貨取引ができる。という仕組みになります。
ですがこれは、使わなくても使ってもどちらでもよくレバレッジをかければかけただけその分のリスクをトレーダーが背負うことになります。
大きな通貨取引を行うから当然ではありあますが…
ではレバレッジを使わないトレードと使うトレードではどんなメリット・デメリットが存在するのでしょうか?
レバレッジを使わないトレードのメリット・デメリット
レバレッジを使わないトレードのメリットは
- リスクが少ない
- 手数料が安い
- スワップポイントが付く
反対にデメリットは
- 現物取引ではない為リスクがそれなりにある
- スワップポイントを支払わなくてはいけない場合がある
- 政治情勢に左右されやすい
以上のようなデメリットが存在します。
レバレッジを使わないFXトレードは外貨預金とほぼ同じ使い方ができます。
ですが、外貨預金とFXではそもそも現物かそれとも金融派生商品なのかの違いがあります。そのため外貨預金と勘違いしてFXで取引するのは非常に危険が伴うので理解しておきましょう。
FXでのレバレッジを使わないといってもFXは損質を被ることが十分に考えられます。外貨預金を考えている場合には、FXには手を出さずに外貨預金に絞った方が賢明です。
また、FXはそもそも差金決済取引といって2国間の通貨の上下の動きの利益を得る目的の金融商品です。外貨預金と比べるにはそもそものビジネスモデルが違うことを理解しておきましょう。
レバレッジを使ったトレードのメリット・デメリット
FXでレバレッジを使ったトレードのメリットは
- 少ない資金からでも利益を上げることができる
- 大きなリターンが得られる
- 売りからでも新規でエントリーが可能
反対にレバレッジのデメリットは
- リスクが大きい
- レバレッジを使うだけの技術が必要
- 証拠金が必要
以上のデメリットがあります。
FXはレバレッジを上手く活用して利益を上げていくビジネスモデルの為、こちらのデメリットを受け入れることのできない方にはFXは適していないと考えられます。
レバレッジは一長一短でメリット・デメリットがそれぞれあります。レバレッジを使う時にはその仕組み、性質をしっかりと理解して使いましょう。
FXではレバレッジを使うべきか?
FXではレバレッジは使うべきです。レバレッジは少ない証拠金で大きな通貨取引をすることができるトレーダーにとって使う価値のある有効な手段です。
しかし、レバレッジは自分に牙をむくことさえあるので慎重にあつかう必要があります。レバレッジはトレードスタイルにもよりますがデイトレードで10倍~15倍、スイングトレードで3倍~5倍ほどがいいとされます。
間違ってもそれ以上のレバレッジは使わない様にしましょう。
まとめ
FXトレードでレバレッジを使わないトレードは可能ですが、それはFXのビジネスモデルにふさわしくありません。
そのためレバレッジを1倍でトレードをするのであれば外貨預金の方がいいでしょう。外貨預金と違ってFXは現物取引ではない為に損したときの金額が大きくなります。
また、スワップポイントも得られますが本当に微々たるものです。
大きな金額を取引すればそれは大きなものになりますがその分リスクも大きくなります。FXと外貨預金では同じ通貨を取引するものでありながら仕組みが大きく異なるので注意が必要です。
FXではレバレッジを味方につけて勝ち続けていく必要があります。そのためレバレッジの性質を理解して上手く使いこなす必要があることを十分に理解しておきましょう。