- FXで失敗してこのまま続けるか迷っている
- トレードで勝ってもなく負けてもなくで精神的につらくなってきた
- まだこれからFXを始めるけど負けた時の対処法を知りたい
- 失敗するのが嫌で行動ができない
FXトレードの失敗の種類
まずはFXトレードにおける失敗の種類を洗い出していきます。
- 資金を溶かす
- 冷静な判断ができてなくて連敗する
- 検証せずにいきなり大きな資金でトレードする
- 取引量を間違えた
- 何度トレードしても上手く勝てない
資金を溶かす
これ典型的な失敗ですよね。失敗というよりも敗北といった方がいいかもしれない。
1度相場から退場させられている訳なので。
まあ、トレーダーなら1度や2度は経験しているのがこの資金を溶かすという事ですね。
今は強いトレーダーでも昔は損切りができなくて大損してそこから這い上がったトレーダーって意外と多いです。(それしてない人は会社潰してたり他の世界で失敗してたりする)
だからある種、勝つトレーダーになる為の登竜門になるのかもしれません笑
というのは冗談で、できれば資金なんて溶かしたくないじゃないですか。だからこそきちんと対策していく必要がありますね。
資金を溶かしてしまった時の対処法
資金を溶かしてしまった時の対処法は以下の通り
- 溶かした原因が何か分析し対策を練る
- きちんと反省できたら追加で投資資金を入金
- 同じ失敗を繰り返さないように意識してトレード
こんな感じでOKです。
資金を溶かしてしまう原因はほとんどの場合で損切りができない事にありますので、どうしたら損切りができるのか?ここを考えていく必要がありますね。
人間は本来、痛い事(相場世界では損切り)を本能的に嫌がるようにインプットされていますので個々人でどうしたら損切りができるのかを考えるのが効果的。
- 損切りしない事が統計的に資金増加の妨げになると理解する
- トータルで利益が出る事が腑に落ちるまで検証・少額リアルでトレードする
- 損切りしても痛く感じない金額でトレードする
- FXというビジネスにおいて損切りは必要経費であると理解する
- 損切りは失敗や負けではない事を理解する
上記のような対策が考える事ができます。人によってどんな考え方が合うかは違うのであなた自身で納得のできる損切りの理由を見つけましょう。(損切りができないとマジでやばい。)
下記記事でも損切りしないとどうなるか?について解説しているので参考にしてください。
≫【悲報】FXに損切りしない方法は存在しない。諦めて損切りしよう
冷静な判断ができなくて連敗する
トレーダーはその時の精神状態にトレードを左右されるのはNGだと頭で理解してしまうのが悔しいところですが
連敗したり、ここは勝てると思っていたエントリーが損切りになってしまうとひどく落ち込んでしまうものですよね。
まあ、これは慣れるまでは仕方のない事です。ただ、慣れるまでの間に連敗して冷静さを失うとこれまた資金を溶かす原因になってしまうんです。
・勝ったり負けたりでいい感じでトレードできてる
→これならいけそうとロットを上げる
→勝ちよりも負けの方が多くなる
→徐々にトレードルール無視のトレードをし始める
→普段はしないのに急にロット上げて勝負に出始める
→いつものロットサイズよりも大きい為損失が許容できない
→結果損切りできなくなって資金が飛ぶ
こんな感じのフローを誰しも1回どころか何度も経験しているのが現在勝っているトレーダーの姿です。
が、何度もこの失敗をしているうちにやっぱりダメだなこれはと思い始めて徐々に直ってくるのが今も生き残っているトレーダー。
でも、何度も資金溶かしてまだ相場に入ってくるってのは相当なマインドとしつこさがないとできないもので流石に何度も資金溶かす事が成功の秘訣だ!なんて事も言えない訳ですよ。
実際に資金を溶かしてまた這い上がるのって相当な労力と時間を要しますしね。
かなり長くなってしまいましたが、この話は結構大事なので長めに解説しています。
冷静な判断ができなくて連敗する時の対処法
トレードで冷静な判断ができなくて連敗する時の対処法は以下の通り
- トレードルールに沿ったトレードができているかの確認
- 再度デモや少額で検証のし直し
- 頭が冷えるまでトレードしない、チャートも見ない
- 日常生活から冷静になれるように訓練する(事前準備)
上記どれでも冷静な判断ができるようになればOKです。
トレードをするために相場に向き合っている以上、利益は残したい訳ですからどれだけ経験が増えても多少の欲は出てしまうものでありますが
この欲を以下に制御して、トレードルールに則り一貫したトレードができるかが重要になってきます。
ある程度経験を積んでいくと、自分の心理状態に対しても俯瞰する事ができるようになり、危険な状態に行くまでに対処ができるようになってくる。
心理状態を冷静に保つための訓練は日常生活からできますし、日常生活の態度がそのまま相場にもリンクしてきます。
よって日常生活から意識する事で徐々に改善されていきますよ。
検証せずにいきなり大きな資金でトレードする
続いては検証せずにいきなり大きな資金でトレードしてしまう事です。
確かに。よく理解できます。一口に検証と言っても個人個人に適した検証方法がありますしめんどくさいのも事実。(私も最初は検証の仕方さえ分かりませんでした)
ですが、検証しないで大きな資金でトレードするとほぼ100%資金が溶けます。
理由はシンプルで
一貫したトレード手法がなく、エントリーもエグジットもその時の感覚でトレードしてしまう事になるから
なんですよね。これでは勝てるものも勝てないです。最初は勝ててもどこかで躓いた時に大きく資金を減らします。
はっきり言ってこれでは資産増加を目的にFXをしているのに効率が悪いんですよ。
そのために検証が存在しています。
検証せずにいきなり大きな資金でトレードする事の対処法
流石にこの対処法は分かりますよね?
そうです。検証する事。これにつきます笑
とはいえそれだけでは検証ができない人がいる事は私も知っているので検証ができるようになる。検証したくなる視点・考え方をお伝えしていきましょう。
- 検証の時給は1万円を超える?
- 検証している人の中から勝ちトレーダーが生まれる
- 検証はビジネスで言うところのテスト
- モチベーションに頼っているから検証ができない
以上の4つの視点をお伝えします。
■検証の時給は1万円を超える?
これは私が普段勉強させてもらっている方が言っていたことですが、検証の時給は1万円を超えるんですよね。
もちろん今現在にその時給になる訳ではなく時間経過と共にです。これがまあ自分で稼ぐという分野すべてで重要な視点になってくる。
長く検証を継続していてトレードしているとその人のFXの月収は30万以上は固くなってくる。
とすると、1日1時間検証する人であれば時給は1万円になるんですよ。
もちろん、元金なんかの問題もありますが
元金も複利効かせる事ができれば時間経過で大きくなってくるから1年とか2年もすると検証の時給は1万円をこえてくるんですよね。
検証は時給が高いからやる。っていうかなり俗っぽい動機ではありますが人間不純な動機の方が案外継続できたりします。笑
参考:FXの検証方法を解説する【検証は自分でやらないと意味がない】
■検証している人の中から勝ちトレーダーが生まれる
トレードで勝つ続けようと思ったら検証は必須の作業になります。
大事なのは勝ち続ける事であって、その為の心理状態や手法のブラッシュアップ、一貫したトレードをする為に検証は存在している。
つまり、検証した人の中から勝ちトレーダーが生まれるという事。
よほどの天才でない限り検証はしないと勝ち続けられないよ。ってことですね。私達パンピーが個人投資家としてできる少ない作業が検証なので怠るのはナンセンスです。
■検証はビジネスで言うところのテスト
検証と言うと分かりにくいかもしれませんが、検証=テストと理解してもらってOK。
- 広告費を少額投資して費用対効果を見る
- 市場ニーズを調査する為に何かプロダクトを打つ
ビジネスだと当たり前になっている事ですね。
国家試験なんかでもいきなりぶっつけ本番ではなく、模試があるしなんでもテストして結果のズレを直していく作業をしていくのが日常になっています。
ことFXトレードとなっても全く同じで検証(テスト)せずにいきなり大金ぶっこんでトレードするのは論外だと分かりますね。
■モチベーションに頼っているから検証できない
モチベーションってのは感情ですよね?感情に頼ると日々のムラがひどくでてしまうのが人間なんですよ。
もちろん、モチベーションも大事ではありますがそれよりも習慣や普段からの意識の方がよほど大事です。
- 毎日5回は検証する
- エントリー前に5回検証する
- 寝る前に1回検証
などなんでも良いですが、あなたなりのトリガーを決めて習慣化していくのが1番効率的。
歯磨きなんかは習慣になっていますよね?歯磨きせずに寝ると気持ち悪いほどに。それぐらいの勢いで検証してないと気持ち悪いぐらいになってきたらこっちのものです。
参考:FXの検証ができない・めんどくさい時の対処方法を解説する【結論:習慣化】
取引量を間違えた
これ意外にも慣れてきたり、複数口座運用していたりなんかすると良く取引量を間違える事があります。
普段は1万通貨でエントリーするのに、10万通貨でエントリーしてしまうみたいな事ですね。
この場合には即座に損切りする事が肝要。
何故なら、普段よりもロットサイズが大きいからハラハラしてしまっている状態だからですね。この状態だと冷静に判断できませんから即損切りです。
こうしたちょっとした事で損切りができないとどんどんその癖がついていき、一大事にもなりかねません。損切りができないトレーダーになってしまうので要注意ですよ。
何度トレードしても上手く勝てない
何度トレードしても勝てない場合には、一旦トレードをせずに
- 検証だけひたすらやる
- 原理原則の学習に充てる
といった事が大事です。
何度トレードしても勝てない = トレードする事が快感になり、トレードがギャンブル、ストレス解消になっている可能性がある
これだと本末転倒でして、あなたがFXトレードを始めた理由は資産を増やすためですよね?ならば快楽よりも如何にして負けないかをトレードから離れて考える必要があります。
相場から離れた時に何か原因が見つかるかもしれません。
何度トレードしても勝てない場合の対処法
上では相場から一旦離れると書きましたが、もう少し具体的に何をするかについて解説していきます。
何度トレードしても勝てない場合の対処法には以下の要因が考えられる。
- ちゃんと勉強しているつもりでも大事な視点が抜け落ちている
- 検証が足りない
- 一貫したトレードができていない
- 短期的な利益にばかり目が行ってしまう
上記のような要因が色々考えられまして、これはあなた自身が自分と向き合って考える事になります。
これら1つだけが原因の場合もありますし、複数が絡み合っている場合もあるのでまさに人それぞれといった形になりますよね。
諦めるのは簡単ですが、今勝っているトレーダー達はこうした自分の問題と真っ向から向き合って対策を講じてきた人たちばかりです。
自己否定ができないトレーダーに未来はありませんよ。
FXトレードにおける本当の負けとはなんなのか?
さて、ここからはFXにおける負け・失敗は何なのか?という事について深堀していきます。
あくまで私個人の意見ではありますが、FXトレードにおける負けは
FXを辞める事
だと考えています。
と言うのも、今負けているトレーダーであっても経験値を積む事で勝ちトレーダーになる事は可能だからですね。
ですが、FXを辞めてしまうならばそこでその人のFXで勝ち続けるという度は終了してしまいます。
人によってFXで成果が出る期間は様々でバックボーンなんかも大きく関係してくるので一概には言えませんが私の知っているトレーダーさんですと
- 7年間負け続けてたけど勝てるようになった
- 1000万資金飛ばしたけどそこから再起した
- 3年間収益がトントンだったけど利益が出るようになった
- 全くの初心者から6か月で勝てるようになった
等々、たくさんの人がいるんですね。
相場の世界では一人前になるのは10年かかるという人もいるぐらい。
現代人は私含め短期的な成功ばかりを追い求めしてしまいがちですが、長いスパンで物事を見据えて継続していきたいですね。
もっとも最悪の事態を想定する
上記のように辞める事が最悪の事態である事を理解すると対策をする事が可能になります。
■辞める原因を洗い出すと
- 資金が飛ぶ
- いつまで経っても勝つことができない(上で解説している)
概ねこの2つに集約されてくると思います。少しでも利益が上がっていれば、よほど辞める事はないですよね。
1番大きな理由が、資金が飛んで「FXなんてもう損するだけだからやめておこう」ってことですよね。奥さんがいる場合には目も厳しくなるでしょうから詰められて最悪離婚なんてこともあり得ます。
そうならない為にする対策は資金を飛ばさないようにすること。
そこで1番大きなソリューションとなるのが
- 損切りをきちんと行う
- 証拠金に応じたポジションサイジング
- 投資金を分割して考える
と、当ブログで耳にタコができるほど書いている内容になるんですね。
資金を飛ばさないようにする。という思想があるからこそのアイデアが上記のものになるんです。
根本の思想が理解できていなくて、「損切りが大事だから損切りしましょう」これで損切りができるようになったら正直誰でもできてしまいますよね。
が、多くのトレーダーはできない。だからいつまで経っても勝てない理由が分からない。となってしまう。
ここが理解できると損切りや検証をする意味も腹の底から納得できるからそれができないってことがほぼなくなってきます(もちろん徐々に)。
ぜひこれだけの水準で考えてトレードに臨んでみましょう。これめっちゃ大事です。
まとめ:勝ちよりも負けない事にフォーカスする
さて、本記事ではトレーダーの失敗や負けについて対処法込みで解説していきました。
勉強になりましたか?1回読んだだけでは足りないので最低3回は読みましょう。
そして、定期的に自分はそうなっていないのか?自己分析する事をおススメします。1ヵ月に1回でもいいし、3ヵ月に1回でも良いです。
というのも、あなたが今本記事を読んでいる状態は素直に学ぼうとする姿勢が整っているからこそできる訳ですが、
ある程度トレードに慣れてきて勝ちが続くとほぼ間違いなく慢心します。謎の自信からくる全能感を得るんですよ笑
みたいな。個人的な経験から捕らぬ狸の皮算用し始めるとやばいと感じてる。
その時に素直に学ぼうとは思えないものなんですね人は。だからこそ定期的に本記事を読む習慣をつけてもらってあなた自身の欲望を制御する目的で使ってほしいと思います。
それで、最後にあなたにお伝えしたいのは、どれだけ勝てるようになって利益が出たとしても意識する事は勝つことではない。
という事。
勝つことではなくて負けない事に意識を持っておくんですね。毎日リスクを取って狩りをしてその帰り道で死んだら意味ないんですよ。
必ず帰ってこないといけない。投資家・トレーダーと言う職業は安パイを取っていけばOK。決して冒険はする必要はない。
ライバルや周囲の人がどれだけ成果を出していようとも、焦ることなく負けない事を意識する事。これが1番トレードで成果を出す為の近道になっています。