FXで重要なのは負けないこと。
そのためには、自分の負けないトレードルールを作ることが勝っていくための1番の近道です。勝てるトレーダーはみんな独自のルールに乗っ取ってトレードをしています。
でも、ルールをどうやって作ったらいいのか?何をルールにしたらいいのか?不安になりますよね。今回はFXで負けないルールを作る方法を詳しくお伝えしていきます。
✔本記事の内容
- FXで負けない為のトレードルール
- ルールを守る事の重要性と思考法
上記のようになっています。この記事を読んだら早速自分のトレードルールを見直して見ましょう。
FXトレードは負けないルール作れば負けなくなる
当然といえば当然ですが負けないルールを作れば負けません。理論上はですが。
難しいのは、そのルールを守ることです。守ることさえできればずっと勝てます。これが難しいですが、誰の為でもない自分の為に自分が作るルールなのでどんな事があっても守っていきましょう。
- 準備編
- メンタル・マインド編
- トレード実践編
今回は上記の分類で負けないルールに考えて行きたいと思います。
■準備編
まずは、トレードを実際に行う前段階からです。
多くのトレーダーはここができていないから負けている場合も往々にしてあります。
- 自分に有利なFX口座を開設する
- 余剰資金を用意する
- ダウ理論を理解する
- 検証を行う
1.自分に有利なFX口座を開設する
- 両建て
- インジケーター
- チャートツール
上記の事は証券会社によって違うのでしっかり厳選しておきましょう。
下記記事で私が使った証券会社の中からおすすめを解説しているので参考にしてください。
2.余剰資金を用意する
FXは投機ですから余剰資金でトレードするのが適切です。
つまり、生活資金をトレードの軍資金として使うのは相応しくない。という事。
仮に余剰資金が少ない場合には
- 貯金して目標金額になるまで学習と検証に充てる
- 少額から始めて少しずつ積み立てる
上記の方法で増やしていきましょう。
3.ダウ理論を理解する
テクニカル分析の基本中の基本の理論になります。
勝っているトレーダーが確実に意識しているのがダウ理論です。元は米国の株式市場で生まれた分析手法ですが、FXでも十分に使う事ができます。
参考:FXで基礎中の基礎なダウ理論の使い方を徹底解剖【チャート分析に必須】
4.検証を行う
トレードの手法は自分で手法を確立する方法と誰かに教えてもらう方法の大きくは2つの種別があります。
どちらでも構いませんが、どちらにも必要になるのが検証作業です。
誰かに教えてもらう場合にはすでに勝っている優位性のある手法なので0から手法を構築するよりも時間が短縮できる。
この検証作業をすっ飛ばしてトレードする事は論外です。非常にめんどくさくて骨が折れますが確実にこなしましょう。
参考:FXの検証方法を解説する【検証は自分でやらないと意味がない】
■メンタル・マインド編
トレードではメンタル・マインドが相当大切になってきます。それはメンタルが良好に保つ事ができないと適切な判断ができなくなってしまうからですね。
メンタル・マインドで守るべきルールは
- 他の手法に浮気しない
- 自分が作ったトレードルールを確実に守る
- 欲の制御
- 確率で考える
- 勝って兜の緒を締めよ
- 攻撃よりも防御重視する
上記の4つです。これらすべてかなり重要なものになりますから、確実にできるようにしておきましょう。
1.他の手法に浮気しない
FX初心者によく見られますが、特に始めのころほど、いろいろな通貨ペアや手法に浮気をしてしまいます。
上手くいかなくなるとすぐに新しい通貨ペア、手法に浮気をしていては、相場の経験が浅くなってしまいます。
これだ!!と通貨ペア、手法に出会ったら最低でも半年は付き合ってみましょう。慣れて来たら手法を追加したり取引する通貨ペアを増やしていけばよいです。
参考:FXでやりやすい通貨とは?時間から見るFXで勝つための戦略
歴戦の相場の猛者達は意外とシンプルでして、NYダウしかやらない。日経しかやらない。など
もちろん、これは資金量なんかの問題もありますが取捨選択、選択と集中するからこそ他に意識が分散せずに自分の狙った動きを取る事ができます。
参考:FXは待つのが仕事!ただ待つのではなくチャンスを待て!!
2.自分が作ったトレードルールは確実に守る
至極当たり前の事ですが、これが以外と難しい…
しかし、自分の作ったトレードルールです。確実に守るように訓練しておきましょう。
なぜこれが重要かと言うと。
自分の作ったルールが守れていないと徐々に自信がなくなってきてしまい、自尊心が低くなってしまうから。
です。つまりトレードをする心理状態として良好な状態が保てなくなるということです。
損切りなんかでも経費として考えなければいけないのに、自尊心が低いから素直に受け入れる事ができなくなる事があります。
とはいえ、人間は相場において不合理に動いてしまうものですから徐々に損切りできるようになればOK。(それができるまではロットは上げたらいけない)
参考【悲報】FXに損切りしない方法は存在しない。諦めて損切りしよう
3.欲の制御
トレーダーも人間ですから当然欲はあります。
ですが、トレードにおいて欲は不必要な要素です。欲がある事で…
- 損切りを遅らせる
- チキン利確をする
- ポジポジ病
- 過度なロットのトレード
と、上記のような負けトレーダーの典型的なトレードをすることに繋がってしまいます。
ですから、欲の制御は必須です。
4.確率で考える
現実問題として、毎回のトレードで勝つことは不可能です。
それは、どんな優位性のある手法だとしても、プロトレーダーだとしても例外はありません。
つまり、どんなトレードでも負ける可能性が内包している。
ということです。自分の検証した手法に従ってトレードしていても負ける時は負けます。
大切なのは勝つことではなくて、トータルで勝ち越すことです。各トレード5とに確率思考で考えて常に負ける事にも配慮しておくことが重要です。
5.勝って兜の緒を締めよ
ことわざとしても有名な言葉ですが、相場でも非常に重要な考え方になります。
というのも、相場でも勝った時ほど負ける可能性が高くなってしまうからなんですよね。
- FXって簡単じゃん!という謎の全能感
- あぁこのまま行けば人生上がりだ。もうFXで食ってけるよね
- もう絶対負けないからロット上げよう
こんな感じです。あなたも1つは心辺りありませんか?
頭の中がこんなことばかり考えるようになると途端に負けるようになるっていうね。不思議なものです。
が昔の人はいい言葉を残してくれてまして、勝って兜の緒を締めなさいと。
つまり、勝っても調子に乗らずにより堅実なトレードをしろってこと。ここが分からずに調子に乗ると痛い目を見る訳ですね。
勝って兜の緒を締めよには資金管理にも応用できる考え方がありまして
多くのトレーダーは勝ったらロットを上げて負ける
→実際はその逆で勝ったら資金を抜いてロットを下げてトレードする
といった資金管理ができるんですね。
この資金管理にすると、仮に負けたとしても利益額は確保できている訳でして負けてもそこから損失額を補填する事ができます。
こうしたちょっとの工夫の差が心理的に大きく影響してトレードのパフォーマンスに関連してくることは知っておきたいですね。
6.攻撃よりも防御を重視する
イメージになりますが、非常に重要な観点でして
■攻撃 → エントリーなどの資産をリスクにさらす行為
■防御 → 自分の資産を守る為の資金管理や学習する行為
上記の観点でから、防御に多くの比率を割くのがトレーダーとして、投資家として賢い行動になります。
多くのトレーダーが短期的に勝ちたい、稼ぎたいとなる中で防御重視の姿勢を取る事はそれ自体が優位性になり堅牢なポートフォリオメイクに繋がる。
■トレード実践編
トレード実践編では実際のトレードで守るべきルールです。
これはあなた自身が作ったトレードルールはもちろんの事ながらどんなトレーダーにも当てはまるルールをお伝えします。
- リスクリワードを1:1以上にする
- 損切り注文は必ず入れる
- 資金管理の徹底
- トレード時間の固定
- 上位足の際でトレードする
- 検証済みの手法でトレードする
上記の5つです。これらが守れるようになると負けトレードが格段に減ります。
また、トレードしていて大きなドローダウンがなくなる事が体感できるでしょう。
ただ、デメリットはたくさんエントリーしたいトレーダーにとってはエントリーのチャンスが少なくなってしまう事ですね。
ですが、トレードはたくさんトレードしたからといって勝てるものではないので問題無しです。
1.リスクリワードを固定する
リスクリワードを固定します。リスクリワードがぶれると資金効率が悪くなったり、トータルで負けることになり兼ねます。トレードをしている以上必ず伴うのがリスクで、このリスクをどう管理するのかがトレーダーに求められる技術です。
リスクリワードは最低でも1:2で固定してトレードの利益を安定させていきましょう。
2.損切りは必ず入れる
損切りはどんなルールであれ、必ず入れましょう。損切りを入れないことは、ブレーキのない車を運転しているのに等しいです。
必ず損切りを設定しておき、自分の資金の安全を確保しておきましょう。
参考:【悲報】FXに損切りしない方法は存在しない。諦めて損切りしよう
3.資金管理を徹底する
トレーダーとして勝ちたかったら手法よりも大切なのが資金管理といわれるくらい大切です。資金管理ができていないと勝てません。
トレーダーは経営者と同じなので、資金管理をルールに組み込んでおくといいでしょう。
資金管理には、ポジション管理、損切り幅の調整、ロットの管理、ポジションの数等たく3の要素が必要になります。
参考:【完全版】FXトレードの資金管理の方法徹底解説:リスク管理は必須
4.トレードの時間帯を固定する
トレードする時間を固定することで、普段との違いだ―とったり、その時間特有のクセを見抜くことができます。
副業としてFXをするトレーダーは特に、本業中はFXチャートを見ないなどのルールが必要です。チャートを見ると気になって本業に集中できなくなったり、変な所でエントリーしてしまうからですね。
仮に副業であっても絶対に片手間のトレードにならない様に注意しておきましょう
5.上位足の際でトレードする
自分の普段見ている時間足だけ見てトレードしていると相場の動きの全体観が分かりません。
これは重要な節目となっているサポート・レジスタンスも同様です。上位足の節目となるようなポイントは意識される事が多く硬く機能してくれます。
・15分足 → 1時間足と4時間足
・1時間足 → 4時間足と日足
というように上位足の際でトレードをするようにしましょう。こうすることでプライマリートレンドに逆らうことなくトレードができるため損切りにもかかりにくく勝率も上がりやすいです。
6.検証済みの手法でトレードする
できている人からすると当たり前ではありますが以外にも検証もろくにせずにリアルマネーでトレードしている人が多いんですよね。
- 自分で優位性も理解していない方法に自分の身銭が切れるのか?
- その手法でやって負けて後悔しないのか?
とか、この辺の視点が欠如していると検証しないトレーダーになってしまうんですね。
当ブログでは、検証しろ検証しろとたくさん言っていますが、それでも検証しない人はしない。そうした人は1度痛い目を見て理解する必要がありますね。
先人達がなぜ損切りしろと言うのか?検証しろと言うのか?
→それは自分と同じ失敗はしてほしくない。こうしたらこうなりやすいよ。というある種経験からくる統計学で教えてくれている訳です。
という事なんで、検証もマストでこなした方がいいですよ。検証すると稼ぎやすい。というか検証している人しか稼ぎ続けられません。(天才を除いて)
参考:FXの検証方法を解説する【検証は自分でやらないと意味がない】
参考:FXで失敗した時の対処法とその乗り越え方まとめ【負けない事が肝要】
FXで勝てるトレーダーはみんなルールを持っている
冒頭でもお話ししましたが、勝てるトレーダーはみんなルールをもっています。しかもそれを頑なに守り続けます。断固として破ることはないです。
だからこそ勝ち続けられるというものですが、なぜルールを破らないかといえば、それはそれで失敗することを分かっているからなんですね。
失敗したからこそそれをルールにしてしまう。これが非常に重要で、例えば…
■指標発表で失敗した → 指標発表はトレードしないとルールに決める。
■損切りしなくて失敗した → 損切りは必ず行う
■ナンピンで失敗 → ナンピンの回数を制限する
等の事です。勝っているトレーダーほどたくさんの失敗を経験していて、それが自分のルールを作り上げていくということですね。
沢山失敗してトレードのルールを構築していきましょう。
当然ですがわざとする失敗ではなく、全力でやった上での失敗をです。
それじゃないと意味がないですからね。失敗が怖いと思うトレーダーは小さい金額やデモトレードで沢山トレードの失敗を重ねていきましょう。
重要なのは勝つことではなく負けない事
それで、ルールを守る上で大切な考えかたがありまして
勝つことよりも負けないこと
この考え方が根底に無いとダメなんですね。というのも、勝つことを思考するとリスク先行になりやすいからなんですね。
重要なのは月・年単位で比較的同じような利回りをあげて資産を大きく減らさない事です。
これができないと単発で勝つことができても長期で資産を大きくする事ができません。トレード・投資というのは一生継続していくものです。
その中で単月だけ利益が出ても長期で負けるような仕組みでは本末転倒ということになりまうす。
参考:【超重要】FXで勝つことよりも重要な負けない事について【初心者ほど難しい】
まとめ:自己ルールは確実に守っていく
トレードのルールを作るときには、自分の失敗をルールに組み込むことを意識してルールを構築していきましょう。
どんなことでもルールになりますが、忘れてはいけないのが
自分で決めたルールは必ず何があっても守る
これができないとどんなに素晴らしいルールを作っても勝っていくことはできません。
トレードは自分との戦いです。もし、ルールを破りそうになったら何が何でもルールを守るようにしましょう。
その積み上げが勝つトレーダーになる為には必要なことになります、。