どうもちゃんどらです。
今回は以下の疑問に答えていきたいと思います。
・そもそも複利運用ってなに?
・上手く複利と資金管理を組み合わせるためにはどうしたらいい?
それで、結論から言ってしまうとトレーダーというのは複利運用一択です。
というのも、複利で増やすという行為をしていかないと永遠にトレードの繰り返しになってしまうからですね。
複利の魔力を味方につけつつコツコツトレードしていきましょう。
では本題に行きます。
とその前にこれだけ抑えておきましょう。
複利とは?
元金に対して利益がでたらその利益も元金に組み込んで運用してく方法
という感じです。では改めて本題へ
FXの資金管理が複利にとってかなり重要な理由
資金管理と複利というのはとても相性がいいです。
しかもかなり重要な要素になってきます。
資金管理と複利を組み合わせるメリット
資金管理と複利を組み合わせるメリットというのは沢山あって多くのトレーダーが軽視してしまいますが、とても大切なことです。
- 精神的安定がある
- 複利の魔力を享受できる
- 勝率が低くても何とかなる
- 待つトレードができるようになる
こんな感じになります。
反対にデメリットというと
- 稼いだ金額を引き出せない
という感じですね。稼いだ金額というのは引き出してもいいですが、必要な分以外はすべてまた元金に組み込んでいくという事が複利運用では大切になります。
間違っても、単利で稼いだ金額すべてを使うといった事のないように注意しましょう。
勝率が低くてもなんとかなる【おまけ】
複利運用をしていると、勝率が低くてもなんとかなってしまいます。
というのも、勝率という数字はリスクリワード比で歪めることができるからですね。
最終的に月単位もしくは年単位で勝てばそれで問題ないため、勝率が低くともその後の一回のトレードでのリワードが多ければ全く問題がありません。
仮にリスク:リワードが1:5のトレード
なら勝率は16%でいいんですね。
こう考えるとかなり現実的ではないでしょうか?
体感的には10回のトレードのうち2回勝てればいい計算になります。
このようにしてトレードしていくと自然と複利で運用していくことのメリットに気が付くと思います。
この勝率が低くても何とかなるというのはあくまでもおまけといった感じで…
複利の最大のメリットはやはり資金の増えるスピードにあります。
実際に100万で運用すると…?
実際に複利運用で100万円の資金を10%で運用したとすると
単利 | 利益 | 複利 | 利益 | |
---|---|---|---|---|
1カ月 | 100万 | 10万 | 100万 | 10万 |
2カ月 | 100万 | 10万 | 110万 | 11万 |
3カ月 | 100万 | 10万 | 121万 | 12万 |
4カ月 | 100万 | 10万 | 133万 | 13万 |
5カ月 | 100万 | 10万 | 146万 | 14万 |
半年 | 100万 | 10万 | 160万 | 16万 |
1年 | 100万 | 10万 | 282万 | 31万 |
1年半 | 100万 | 10万 | 460万 | 46万 |
こんな感じになります。どうでしょうか?恐ろしいぐらい複利の魔力を体感できたと思います。
複利が逆に働くと恐ろしい
複利の魔力というのは味方につければとても効果的な方法になりますが、反対に敵にしてしまうとこれまた恐ろしいです。
複利が逆に働く典型的なものが借金ですね。これは複利の力を逆に働かせたものになります。
借金に複利がかかっているわけですからね。必ずしも借金が悪ということではありませんが、借金というのは複利が逆に働く為使い方次第では恐ろしい結果になる。ということをしておきましょう。
トレーダーであると同時に投資家でもある
トレーダーというのはトレーダーであると同時に投資家の発想も必要になります。
だからこそ今回複利の力について解説しています。
稼いだ金額は何かに使いたいから稼ぐわけですから当然FXで稼いだ額を何かに使うのは大切です。
とはいえ、やはりいつまでもトレーダーとして稼げるとは限りませんから、早いうちから複利で回しておいて資産を増やしておきましょう。
実際に複利でトレードするために必要なこと
複利の魔力がどれほどの物かというのは体感してもらえましたか?
ここからは実際に複利のトレードするために必要なことというのをお伝えしていきます。
待って待って待ち続ける
複利で運用する以上は大きな負けというのは極力なくしていく必要があります。
それは、元金にダメージを与えてしまい、目標金額に到達するのが遅れてしまうからですね。そのためにトレードのポイントというのは待って、待ってさらに待ったところでエントリーしていきましょう。
これぐらいでちょうどいいです。
トレードスタイルにもよりますが、このように待ってトレードしていると1週間にエントリーポイントあるかないかぐらいかなになってきます。
スイングトレーダーなら1カ月に数回ほどという感じになってきます。実際トレードというのは本来これぐらい待ってエントリーするぐらいでちょうどいいかなと…
あまり無暗やたらにエントリーしても無駄に元金減るだけですからね。トレードしたい気持ちをグッと堪えてエントリーを絞っていきましょう。
投資心理学に勝つ
前述した”待つ”というトレードをするためにも投資心理学に勝つ必要があります。
投資心理学というとややこしいですが
ポジポジ病や損切り貧乏、損切りできない病
これらに勝つということです。
投資心理額についてはこちらで詳しく解説しているので興味あるかたはどうぞ
トレード以外にもキャッシュポイントを形成する
投資心理学に勝つといった時に重要だけど軽視されてしまいがちなことがトレード以外にもキャッシュポイントを作るということ。
やったことあるかたは分かると思いますが、専業になってトレードで毎日利益上げなきゃいけない状態ってかなりきついんですね。
毎日利益上げないといけない。負けたら生活資金が減っていく
このような状態でトレードで正常な判断はできません。それこそトレーダーがしてはいけない事を連発するようになってしまいます。
そのため、トレードで稼ぐ以外のキャッシュポイントというのは持っておいた方が精神的に楽にトレードができるのでお勧めです。
倹約家になって支出を切り詰める
複利を最大限に活かした投資家として真っ先に思い浮かぶのは
投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェットですよね。
バフェットは資産総額は兆を超えている訳ですが、日々の食事はあまーいコーラとマクドナルドのハンバーガー。
ざっと見積もっても500円あれば買えますよね。また、住んでいる家も何年も前に買った住宅です。
このようにして節制して支出を限定しておくことが重要になります。
今日の1万円は10年後には100万円に化ける可能性だってあるんですね。それが複利です。
まとめ:複利は使えばかなり有効な武器になる
この記事のポイントをまとめます
・複利と資金管理はかなり相性がいい
・複利の魔力は味方につけると優秀だが、敵になると最悪
・複利運用するには”待つ”という行為が重要
といった感じです。
繰り返しになりますが、複利というのは味方につけると非常に有利に資金を増やしていくことができて、単利で稼いでいくよりも早く目標の金額を稼ぐ事ができます。
我々トレーダーはトレーダーであると同時に投資家であるということも忘れずに日々のトレードに励んでいきましょう。