FXトレードをしていると感情的になってしまうことが多々あります。特に負けている時に感情的になるトレーダーが多いのではないでしょうか?
これは実際に自分のお金がかかっている以上はしょうがないことではありますが、感情的になってしまうのは、かなりやばいです。
「勝てないからむかつく」「含み損になるといらいらする」「含み益が出るとドキドキしてしまう」などの感情はトレーダーの冷静な判断をするためには邪魔になってしまいます。感情が入ったトレードを続けているといずれ、負けます。
軽い負けで済めばいいですが、トレードで感情的になってしまう人は、熱くなってしまう傾向があるので、大きく取り返そうと熱くなり資金を飛ばして退場まで行きます。
私はそんなトレーダーを見ましたし、私自身も経験しました。だからこそ、今はそれがどれだけまずかったのか?どれだけダメなトレードだったのかが痛いほど分かります。
今回この記事を読んでくれているあなたは、まだ間に合います。
感情が入ったトレードをして資金を飛ばす前にこの記事を読んで今までのトレードを一新して、冷静な判断ができるようにしてください。
FXトレードに感情が入るとやばい理由
基本的にどんな教科書にも「FXに感情は入れるな!」と書いてあります。
ただ、これの理由が明確に理解できないと守れないのも事実です。
- 損切りができなくなる
- ルール無視のトレードになる
- 投資資金がなくなる
上記の理由からトレードで感情を入れるのはNGとされています。
では、具体的に説明して行きましょう。
理由1.損切りができなくなる
なぜ、感情を入れてトレードすると損切りができなくなるか?
・負けたくないという強い気持ちが損切りをさせないようにしてしまう
・損切りを入れて上手く行かないという事実が損切りをできなくする
上記のような理由です。この事から損切りができなくなる訳ですね。
トレードはそもそもレバレッジのかかって金融商品であるから損切りは必須なんですが、感情を入れてしまっているが為に損切りができなくなってしまいます。
理由2.ルール無視のトレードになる
なぜ、ルール無視のトレードになってしまうのか?
・ルールを守っても上手く行かなかったから
これに尽きます。損切りができなくなる理由とほぼ同じですが、ルールも感情が邪魔してトレードに支障をきたします。
これでは適切な判断ができなくなるためトレードでは絶対NGな行為です。
理由3.投資資金がなくなる
3つ目の理由は投資資金がなくなる。
最悪の末路ではありますが、上記の理由1.2の結果として投資資金がなくなるという結果に陥ってしまいます。
ルール無視のトレードをして損切りをしない。これはトレーダーにとってはすごく気持ちいいことです。
やるべきことをなんにもやっていないから苦痛を伴うこともありません。
このような状態では感情に左右されてしまっていて適切な判断は愚かトレードというよりもギャンブルに近い事をしている感覚になります。
あくまでもトレードはビジネスとしてあるべきですから感情は絶対に入れないようにしましょう。
熱くなって勝ってしまった成功体験が1番NG
少し話を深堀りしますが、熱くなってルール無視の損切り入れないトレードをしてもしも勝ってしまった時。
これが1番NGな行為なんですね。なぜなら…
脳が楽な行為(ルール無視・損切りしない)というトレードでも勝てると誤認してしまう。
ですが、これは短期的に見ればいいですが実際の相場というのは損切りをしたほうが利益は上がります。
おそらく資金を溶かした経験のある方のほとんどがこのパターンで資金を溶かしていると思います。それぐらいやっては行けない行為なんですね。
FXで勝てなくて、むかつくと思っている時の原因
FXで勝てなくいとむかつくなどの感情的になってしまう人には、必ず原因があります。多くの場合それは、自分の外ではなく自分の中、つまりトレーダー自身に原因があるわけです。
そこで今回は勝てないむかつくなどの感情的になってしまう人の原因を追究していきます。
- ギャンブルトレード
- メンタルが弱い
- コツコツどかん
- 待てない
上記のようなトレードが原因です。順番に解説して行きましょう。
ギャンブルトレード
ギャンブルトレードをしているとまず勝てません。FXはギャンブルではなくビジネスです。この考えに改めていきましょう。
ビジネスですから、当然自分が期待値の高いポイントに対してリスクを取っていくわけですが、ギャンブルトレードでは、そのような思考は身につきません。
ギャンブルだとすべてを運に任せるため運任せになり、感情的になってしまいますが、FXはビジネスなので損する可能性もあるけれど勝つ可能性が高そうというところを探していくのがとても重要になります。
メンタルが弱い
メンタルが弱いのは、根本的に自分の失敗を認められない人に多いですが、トレードは勝っていても負けていてもメンタルがとても重要なビジネスです。
メンタルが完成していないと、大きなロットを張るときにビビッてしまいったり、大きな損失の時に損切りができなくなってしまいます。
このメンタルは、ある程度相場を経験していくことで作っていくことが可能ですが、それでも意識的に鍛えておく必要があります。
コツコツドカン
コツコツドカンで負けてしまうといらいらしてしまいますよね。自分が時間と労力をかけて積み上げてきた利益がたった一回のトレードで一瞬にしてなくなる。
それは、どんな人間でも腹が立ちますよ。この場合は明確なトレードのルールを設定してポジションを持ったら同時に損切りも入れていきましょう。そうすることで、こつこつドカンからすぐに脱却できます。
資金が少ない
そもそもの資金が少ない場合もpipsだけで見た場合には成果が出ている場合が多いですが、利益の金額で見ると非常に小さいため、なかなか目に見えた成果にならずにむかつくことがあります。
トレード資金は最初こそ少なくてもいいですが、ある程度慣れてきたら50万~100万の自己資金から始めていきましょう。そうすることで、資金にも余裕ができてきます。
待てない
待てないと有利な位置が取れない為、勝つのが難しくなってきます。実際に勝てるエントリーのポイントは1日の中でそう多くはありません。
ですが、チャートを見るとなんとなくエントリーしたくなったり、エントリーしないと機械損失するんじゃないかと思います。勝てないと嘆く前にエントリーのタイミングを減らすことや明確な根拠をもってエントリーをしていくことで対応しましょう。
トレードに感情が入っているとまずい
冒頭でもお伝えしましたがトレードに感情が入っていると本当にまずいです。感情が入ることで適切な分析ができなくなり、冷静な時に見えていたものが見えなくなってしまいます。
一度この感情が介入するトレードに慣れてしまうとそこから抜け出すのは至難の業です。
感情が入ったトレードからいち早く抜け出すためには、トレードのルールを決めていくことを強くお勧めします。
トレードのルールを決めることによって、トレードに感情が入るのを少しでも防ぐことができます。
具体的には
- エントリーの基準
- 損切りは何pips以内
- 1日のトレード回数の制限
- 1度に持つポジションの制限
個人トレ―ダ―は誰からの制限を受けない分自分で制限を設けることが非常に重要になってきます。
このように制限を決めたトレードをしていれば、FXでの生存確率は非常に上がりますし、先ほどお伝えしたように感情が介入しずらくなってきます。その結果トレードがいい方向に好転していき利益としてプラスになってきてトレードが楽しくなるという好循環が生まれてきます。
何も制限がないのが魅力でもありますが、何も制限がない分自分の管理がとても重要になってきます。
この機会にあなたのトレードルールを構築してみてください。