FXトレードをしているなら必ずトレードを上達したいと思いますよね。それは誰しも同じでしょう。なぜなら利益に直結してくるからですね。トレードが上手い人は利益がでるしトレードも楽しくなる。反対にトレードが下手な人は損失が出てトレードは楽しくありません。
しかし誰でも好きで下手なトレードをしているわけではありません。上達したいと思っているからこうして自分の時間を使って知識を探そうとしています。
多くの負けているトレーダーは負けていてもこうしてブログから情報を探したり本を読んで勉強したりしません。そのようなトレーダーよりも必ず優位に立っています。
今回はFXの上手な人と下手な人の違いを明確にしトレードを上達させるための方法をお伝えしていきます。
FXトレードが下手な人と上手な人の特徴と違い
トレードの下手な人と上手な人には明確な違いがあります。下手な人の特徴を理解してそれ反面教師にし、反対に上手い人の特徴は吸収して自分の物にしていきましょう。
トレードが上手くなるのは、一朝一夕では到底無理で何日も欠けて上達していくものなので焦らずに自分のペースでトレードをしていきましょう。
トレードの下手な人の特徴
- 自分の負けをすぐに認める事ができない
- 損切りができない
- 明確な根拠でエントリーしない
- チキン利確してしまう
以上のような特徴があります。これらすべてを1度に直すのは難しいですからすこしずつ意識して改善していきましょう。
ではそれぞれの項目の解説をしていきます。
自分の負けをすぐに認める事ができない
これは人間の自己肯定バイアスによるものです。つまり、トレーダーも人ですから、当然自分の負け・失敗というのは嫌います。
特に、日本には失敗は悪と捉える風土があるためなおの事失敗や負けというのが毛嫌いされます。
ですが、トレーダーとして成果を出して行くためには負け・失敗は素直に認めて次に活かす。
これぐらいの気概がないと難しいでしょう。
損切りができない
損切りができないのも、自己肯定バイアスよるものです。他にも、現状維持バイアスもかかっています。
というのも、損切りは実行しない限りは顕在化しない未実現の含み損のままです。
- 損切りしなければこの損は確定しない
- ここまで下がったならいつか上がるはずだ
- これだけの期間もっていたんだから今更損切りできない
と、上記のような感情が出てきます。典型的な負けトレーダーの考え方とも言えますね。
損切りはFXにおいて必須条件で有ることを理解しておきましょう。
ここが理解できないといつか相場にしばかれます。
参考:【悲報】FXに損切りしない方法は存在しない。諦めて損切りしよう
明確な根拠でエントリーしない
明確な根拠というのは、トレーダーにとって必須条件です。
というのも、明確な根拠がそのポジションをホールドするか損切りするか?の判断材料になるからです。
また、トレードの振り返りや一貫したトレードをするためにも明確な根拠があることで自分自身のトレードの改善に役に立ったり、早い成果に結びやすくなります。
チキン利確をしてしまう
チキン利確は上述の明確な根拠でのエントリーと似ていますが
本来の利益確定ポイントに来ていないのに含み益が減るのが嫌だ。
という理由だけで利益確定をしてしまう事です。
これはロットが大きかったりトレードの勝率が悪いトレーダーが陥りやすいです。
本来の利益確定ポイントに来ていないのに利益確定してしまう事は一見利益が残せている為良く見えてしまいますが
これでは損小利大のトレードができず、利小損大のトータルで勝ちにくくなるトレードスタイルになるため、チキン利確をしていては勝ち越す事は難しいでしょう。
トレードの上手な人の特徴
反対にトレードの上手い人は
- トレードルールを作っている
- 資金管理ができている
- トレードシナリオを立てる
- 間違いをすぐに修正できる
- 無理なトレードはしない
といった事があげられます。トレードが上手い人は総じてトレードに対して熱心で間違えたり失敗をしたとしてもそれをすぐに認めて改善することができています。
これらの事を実行していくとトレードの上手い人の思考をインストールすることができます。
トレードルールを作っている
上手いトレードをするためには欠かせないのがトレードルールです。
トレードルールがあることでトレードのポイントを適切に絞る事ができます。ルールを守ることでトレーダーとしての自尊心も高く保つ事ができますし、
全く根拠のないところでのエントリーや負けトレーダーの典型的なパターンである
- 損切りできない
- エントリーがめちゃくちゃ
- ポジポジ病
といった物から開放されます。
資金管理ができている
資金管理はトレードをする大前提の要素となります。
言うなれば、トレードの基礎の部分になります。意外にも負けているトレーダーの中にはここをきちんとするだけで勝ちに転じるトレーダーもいます。
資金管理はこちらの記事でかなり詳細に解説しています。
効果的な資金管理はトレーダーの心理状態に大きく影響します。つまり、適切な資金管理を行っていると、のびのびとトレードができるようになるということです。
間違いをすぐに修正できる
間違いというのはトレードの経験が長くなってもするものです。
それはトレーダーも人間ですから当然間違いもあります。ただし、間違いや失敗はすぐに修正するのが上手いトレーダーです。
下手くそなポジショニングや、方向感の間違いなど、当然ありますがこれらに気がついた瞬間に即座に対応していきます。
この判断力と素直さが上手いトレードには必要です。
無理なトレードはしない
上手い人は無理なトレードはしません。あくまでも自分の分かるところだけをトレードしていきます。
チャートを見ているとなんとなくエントリーしたい気持ちになりますが、それはただのポジポジ病に過ぎません。
実際に勝てるトレードポイントというのはある程度トレードを経験していくと少しずつですが理解できていきます。
勝つか負けるかはここでじっと待てるかどうか?仮に負けてしまったとしてもその負けからどれだけの事が学べるかにかかってきます。
無理にトレードするのでなく、新たなひらめきがあればその方法が有効か過去チャートで数回でも検証していくと結果的に相当すうの検証ができてくるのでおすすめです。
上手い人のトレードを参考にする
上述した上手い人の特徴を参考にしてトレードに役立ててみましょう。
最近はYouTubeやTwitterでも有益な情報を共有しているトレーダーさんがいますからそれらの方を参考にしていくといいですね。
また、そういった動画なり、トレードの結果なりを見ていくと…
上手い人がどんな考え方をしていてどんなトレードをするのか?どんな過去があったのか?どんな判断を下すのか?といったとこまで参考になります。
FXに向かう姿勢が1番大切だということが理解できるでしょう。注意してほしいのはそのまま真似しても勝てるようにはならないので参考にして自分のトレードに取り入れるということです。
FXトレードを上達する方法
FXトレードの上手い人と下手な人の特徴の違いをご紹介してきました。これを踏まえてトレードを上達する方法をお伝えしていきます。
トレードの上達方法は一言で言えば、トライ&エラーの繰り返しです。結局トレーダーは検証して改善することでしか上達することができないことを覚えておきましょう。
FXトレードを効果的に上達する方法は大きく3つあります。
- デモトレードで練習しまくる
- 基礎を徹底して行う
- 自分の頭で考え改善していく
以上の事につきます。これをいかに早くこなしていくかが上達の早さに直結していくのです。それでは詳細をお伝えしていきます。
デモトレードで練習しまくる
デモトレードはトレードの仕組みやチャート分析を行う時に非常に効果的です。デモトレードで勝てないのにリアルトレードで勝てるようにはならないのでめんどくさいかもしれませんが必ずデモトレードで練習をするようにしましょう。
特に資金管理やトレードのシナリオなどは実際のトレードをしてみないと結果の検証ができない為デモトレードは必須のツールといえます。
基礎を徹底して行う
基礎が大切なのはどの分野でも同じですが、この基礎ができていないと当然FXでも勝っていくことは難しいです。
基礎とは、ダウ理論とは何か?ラインは何故意識されるのか?移動平均がなぜ有効なのか?などの事や基本的な取引ツールの使い方の事です。
ライン1つとっても基礎ができているトレーダーとそうでないトレーダーでは雲泥の差が出るのでしっかりと基礎を固めておきましょう。
自分の頭で考えて改善していく
トレードには正解はありません。あるのは自分の解釈と判断だけです。そのためトレードの検証をするときには自分の頭で考えることが必要になります。自分の頭で考えるから改善策も思いつくし次のトレードの時に活かすことができます。
自分の頭で考えることは大変なことですがトレーダーには必要な素養になるので今のうちから考える癖を付けておきましょう。それが最終的にトレードの上手い下手と決める要因にさえなります。
FXトレードの上手な負け方
トレードの勝敗は勝ち方よりも負け方にあります。それは、毎回のトレードで勝つばかりではなくて当然、負けトレードもあるからです。
その負けトレードが上手く負ける事ができることによって結果的に利益が残せるようになって来ます。
ここでの負け方というのは、エグジットの仕方ということです。
- 無理に含み益になるまでホールドしない
- 自分のシナリオ想定外になったらすぐに切る
- 単体のトレードで成果を見ない
- 分割決済・同値撤退を活用する
上記のようにして、上手い負け方をしています。では、順番に解説して行きましょう。
無理に含み益になるまでホールドしない
これは、俗にいう塩漬けやナンピンのポジションの事ですね。
いつかは戻ってくる!という期待の元に損切りができない事です。
上手な負け方をするためにまずは、どこで逃げるのか決めておきましょう。
そしてその逃げるところがどのようなポイントかもかなり重要になってきます。つまり、損切りポイントからエントリーポイントを逆算して考えるという思考方法です。
このように思考していく事で負けるのが上手くなります。また、同値撤退というテクニックもありますから、リスクは取るけど利益は事実上無限大ということもできます。(ここで言うリスクは不確実性の事)
無理に含み益になるまでホールドするよりも、もし狙った方向に行くと思っているのならば、1度損切りして、更に有利な位置でポジションの取得をした方が有利にトレードすることができます。
もちろん、当初想定している範囲内であれば、損切りする必要はありませんが、自分の思っているシナリオと違うなと思ったら損切りするほうが資金効率がよくなります。
結局のところFXは資金を回転させて大きくしていかないといけませんから、この資金効率も多少意識して置くことが大切です。
自分の想定外の動きになったらすぐに切る
上記の無理にホールドしない事と似ていますが、自分の想定外の動きになったらすぐに切ることも上手い逃げ方の1つです。
もちろん最初の頃は想定できるシナリオのキャパも少ない為、損切りが多発してしまいますが、それでも想定外の動きになったらすぐに切る方が効率的です。
それは、想定外の動きをしているということは自分の見えていない物で相場が動いているからです。
例えば、移動平均線にタッチしたピンバーでエントリーする手法の場合ですと。これだけでも十分勝つことが可能ですが、想定外の動きをするときも当然ある訳です。
この時に無理にホールドせずにきちんと逃げる事で後の勝ちに繋がります。ポジションを持っていない時の方が冷静に相場が見えるからですね。
ポジションを切るという行為は損を受け入れるということですから、精神的にきついかもしれませんが、後の勝利の為を思って潔く撤退しましょう。
単体のトレードの成果で見ない
上手く負ける為にはトレーダー自身の心理的な状態も重要になってきます。
なぜなら、トレードで心理的に不安定になっているとルール無視のトレードに陥りやすいからです。
この時に単体の各トレードだけで成果を見ていくと失敗します。トレードはトータルのトレードで成果を出していくものですから、短期的には当然負けることもあります。
これはどんなトレーダーでも同じです。ですから大前提の考え方としてトレードの成果をトータルで見る癖をつけましょう。
分割決済・同値撤退を活用する
トレードの上手い負け方には分割決済や同値撤退を活用するのが有効です。
相場の世界では絶対はないですから、自身の見ているサポート・レジスタンスが機能するかどうかは結果論でしかありません。
そのためにも、重要な節目・分岐点に来たら分割決済なり同値撤退を上手く活用することでその後のトレードを心理的に有利な状態ですすめる事ができます。
仮に同値撤退入れていてそれで含み益がなくなってしまってもそれはグットトレードです。
というのも、負けていないのにリターンを狙う事ができる勝負ができるからですね。
このように思考していくと、分割決済や同値撤退を上手く活用することで比較的損を少なく上手く負ける事ができるようになってきます。
まとめ:トレードは自分の頭で考えていこう
FXトレードを下手な人はまずは下手な人と上手な人の違いを知りトレードに役立てていきましょう。
特徴をつかむことで今の自分に何が足りないのかを客観的に分析することができます。トレードを上達するためには、他の誰でもない自分が自分の頭で考えて改善していくしか方法はありません。
人間誰かに言われてやることは得意ですが自分で判断して何かをやることは苦手です。トレードはまさに自分で判断して行っていくものですから、自分の頭で考えて行動していくのが非常に重要になっています。
トレードを上達させるためにも自分の頭で考え実行・改善していく力を身につけていきましょう。