FXでは待つことが必須の条件になります。エントリーチャンスを待つ。含み益をが膨らむのを待つ。含み損を待つ。すべての要素にとって必要不可欠な能力が待つという能力になります。しかし多くのトレーダーがこの待つという能力の大切さを理解していながらも待てないという状況になっています。
チャンスを逃したのに焦って飛び乗る。エントリーチャンスでもないのにエントリーする。含み損を待てずに損切り。含み益を伸ばせずにチキン利食い。といった具合に待てずにすべての動作を行ってしまいます。
このような待てないトレードでは、多くの場合成果が伴っていないことをトレーダー自身もわかっています。分かっていてもできないのがこの待つということなのです。
待つのは辛いです。しかし待つことができるようにならないと一向にトレードの結果はいい方には向いていきませんから、今回は待つことの辛いトレーダーが待てないときの対処法をお伝えしていきます。
FXで待つのが辛い時の対処法【5選】
待てないとトレードの結果を良くすることはできません。損小利大のトレードを作る意味でも待つトレードというのは必須条件になりますし、エントリーチャンスを待てないと無意味なトレードやリスクの高いトレードになってしまいます。
待つことができるだけでトレードに対して心理的にも楽になり、トレードに対して感情移入をしなくなるというメリットもあるので、待つことのできるトレーダーは利益を勝ち取っていきます。
そんな待つことのできるトレーダーになる為に今すぐにできる対処法をお伝えしていきます。
1.チャートに張り付かない
チャートに張り付かないことが1番いいでしょう。チャートというのは見ているとなんとなくエントリーしたくなったり、短期的な値動きがどうしても気になってしまいます。
チャートを見る事も当然大切なことですが、待てるようになるためには根拠のないエントリーを辞める必要がありますから、自分のトレードする時以外はチャートを見ない。もしくはアラート機能を上手く利用してチャートを見ていなくても価格が分かるような状態にしておくといいでしょう。
2.OCO注文やIFO注文を使う
待てないトレードを繰り返しているトレーダーはOCO注文やIFO注文も使いこなして自分がチャートを見る時間をできるだけ少なくしましょう。
これらの注文方法はエントリーからエグジットまでのすべての注文を1度に行うことができるのでとても便利です。こういった注文方法ができれば自然とチャートに張り付く時間は無くなってくるのでとてもおすすめです。
3.FXの勉強をする
チャートを見ているとどうしてもエントリーをしてしまう場合には、待っている間をFXの勉強に充てるという手もあります。
注意したいのは、勉強したことをやりたくなってエントリーをしてしまうトレーダーがいるという点です。すぐに実践することはとても大切なことですが、勉強したことはしっかりと自分の中に府に落としてから状況を見て練習をしていきましょう。
4.過去検証をする
待っている間に過去検証をするのも効果的です。
過去検証はトレーダーにとって必ず必要になってくる作業です。エントリーのチャンスを待つときや含み益が伸びていくのを待っている間に過去検証をするのはとても合理的です。
また、過去検証をすることによって新たな発見があり事前にリスクを回避することも可能になりますから、待っている間の時間を過去検証に充てるのもとても有効な手段といえるでしょう。
5.他ごとをして待つ
最後の手段は他ごとをして待つということです。これはアラート機能を上手く使い他ごとに集中できる環境を作っておくといいでしょう。
他ごとに集中するあまりせっかく待っていたチャンスを逃してしまってはそれこそ本末転倒になってしまいますから、アラート機能を使ったり、定期的に決めた時間に確認するなどして対応しましょう。
まとめ
今回ご紹介したFXで待てるようになるための方法ですべてに共通して言える事は、今の相場に対してのプランがあることです。
例えどれだけ待つことができてもトレードのプランがなければ待っていても何もなりません。プランをもっておくことで本当の意味で待てるようになります。
多くのトレーダーがこのプランをもっていないから待てないということも往々にしてありますから、今回の方法と並行して、プランを作ることも検討していきましょう。
プランが作れるようになればあとはそのプラン通りに行動するだけですから、それを守る力さえあれば待つことは可能になります。待つ方法よりも自分が今の相場に対してどのように行動するのかを明確にしておくことが大切ということです。
このことを十分に理解してトレードの成果を上げていきましょう。