FXトレードにおいてまず初心者が悩む事が
という事ですよね。当然むやみにエントリーしていては勝てるものも勝てない訳でして
勝っているトレーダーにはエントリー根拠というものが存在しているのが事実なんですね。
本記事では
- エントリー根拠・ポイントの見つけ方
- エントリールールについて
- 実際にはエントリーよりも大切なものがある
上記の内容について解説していきます。
FXトレードのエントリー根拠の見つけ方
FXトレードのエントリー根拠の見つけ方は非常にシンプルでして
検証して自分だけのエントリー根拠を見つけていく
これが本質なんですね。調べればエントリー根拠はいくらでも見つかる訳でしてそれを如何に自分のライフスタイルに浸透させていくか?
そのために検証が必要なんですね。
そもそもFXのエントリー根拠はなんで必要か?
本題に入るためにエントリー根拠はなんで必要か?という事を考えていきたいと思います。
- 一貫した根拠でエントリーする事でトータルで利益がでるようにするため
- 安易なエントリーをして無駄な負けをするのを避けるため
上記がエントリー根拠が必要となる本質だと個人的には考えています。
仮にエントリー根拠があったとしてもその1回のトレードだけ採用しても意味がないし、エントリー根拠を知っていてもそれを使わなければ意味はありません。
エントリー根拠だけ知っているノウハウコレクターの人が勝てないのは、上記の思考方法をもってないからだと言えますね。
エントリー根拠の見つけ方【検証以外ありません】
では、エントリー根拠の見つけ方について解説していきます。
あなたが持っている手法を検証して優位性のあるトレードと確認する事
これがエントリー根拠の見つけ方のすべてですね。
本質はいたってシンプルでして、検証する事で優位性を確認して検証の通りにトレードルールを作れば理論上は勝てる訳ですね。
と思っている方はネットに落ちている手法でもいいので100回ぐらい検証してみる事をおすすめします。
検証を効率良く進める為には検証ツールを導入する事で解決する事ができます。【無料あり】FXトレードの検証ソフト・ツール比較【検証しないと勝てるようになりません】を参考にしてくださいね。
優位性の高い(根拠の多いトレードは負けづらい?)
少し発展になりますが、根拠の多いトレードは本当に優位性が高いのでしょうか?
と言うように実際には根拠が多ければ多いほどいいというものでもありません。
根拠小 + 根拠小 + 根拠小 = 根拠大にはならない
という事です。いくら小さい根拠が集まっても大きな根拠はかないませんし、大きな根拠があるからと言って絶対に勝てるというものでもありません。
が、根拠は1よりは2つ3つとあった方が優位性が高くなるのも事実です。(この当たりも検証してより良いトレード手法を作って行きましょう。)
FXで実際に優位性の高いエントリー根拠の具体例
ここからは実際にトレードで優位性が高いエントリー根拠の具体例について解説していきます。
- ヘッド&ショルダー
- ピンバー
- サポート・レジスタンス
- その他のプライスアクション
上記の4つがメジャーなところになります。これら単体で使う場合もありますし、ヘッド&ショルダーとピンバーの併用といった具合に検証次第でいくらでも組み合わせはできます。
くどいですが。ここで紹介するエントリー根拠はある程度優位性は高いですが、必ずあなた自身で検証するようにしてくださいね。
これまじで重要なので!
ヘッド&ショルダー
ヘッド&ショルダーは天井圏で頻出するエントリー根拠になります。
逆に底値圏で出現した場合には、逆ヘッド&ショルダーと言います。
ピンバー
ピンバーははローソク足の形状の事で出現すると相場の反転の兆候があるとされています。
ピンバーが発生している時間軸ではピンバーに見えても下位足に落としてマルチタイムフレームで見るとヘッド&ショルダーの形になっている事が多いですね。
ピンバーとヘッド&ショルダーはどちらもダウ理論を使用したものでしっかりと原理原則に則って見られているのがポイントですね。
サポート・レジスタンス
サポート・レジスタンスは
- トレンドライン
- 水平線(ホリゾンタルライン)
- 移動平均線
上記のものに対して発生するアクションです。
また、上位足の重要なサポート・レジスタンスになっているところで下位足に落とし込んでトレードしていく戦略もあります。(これをマルチタイムフレーム分析という)
その他のプライスアクション
上記で挙げた以外にもエントリー根拠となるトリガーはたくさん存在していまして検証次第ではどれも使えるものに変化します。
- エンゴルフィンバー
- ツイン
- トンカチ
- 坂田五法
- カップウィズハンドル
上記のものがあります。
どんな手法でも使えないのは自分のせいでして【ピンバーは使い物にならない】と言っているという事は自分に実力がない事を証明している事に他ならないんですね。
耳が痛いかもしれませんがすべての手法は自分次第ですよ。
FXのエントリールールについて解説する
上記までで、エントリー根拠について解説してきましたが、ここからは少し発展として
エントリールールについて解説していきます。
エントリー根拠を検証すればそのままエントリールールになる訳ですが、この検証で満足いく結果にならなかった時は様々なエントリールールを追加する必要があるんですね。
ここで重要になってくるのがトリガーとセットアップの違いになります。
エントリートリガー(根拠)とセットアップ(環境認識)の違い
エントリートリガーとセットアップは切っても切れない関係になっていまして重要度でいうとセットアップの方が上位に位置してくるんですね。
■エントリートリガーとセットアップの違い
・エントリートリガー(根拠)
エントリーの決めてとなるチャートの形状、動きの事
・セットアップ
環境認識の事。(ダウ理論、エリオット波動、上位足のサポレジがそれにあたる)
上記のような違いがありまして、セットアップがいい状況であれば極論エントリーはどこであれ負けない状態を作る事が可能になります。
つまり、環境認識ができる事によってトレードの勝率、精度がかなり高くなるという事なんですが、実際にエントリーする根拠がないと迷ってしまうのがトレーダーなんですね。
その役目をトリガー(エントリー根拠)が負ってくれるという構図になっています。
セットアップ(環境認識)の重要性
上述した通り、環境認識がきちんとできていれば、どこで売っていても勝てる状態になります。(極論ですが…)
- 環境認識ができる事で今がトレードする時かそうでないかの判断がつく
- 環境認識ができる事で負けトレードが減る
- 環境認識ができる事で勝率が上がる
上記のメリットがありまして、トレードにおいて非常に重要な役目を果たしてくれます。
ただ、デメリットももちろんありまして、
- いちいち確認するのがめんどくさい
- 環境認識にも明確な定義が必要
- エントリー回数が減る
上記がデメリットになりますね。
とはいえ、これはトレーダーがすべき仕事と捉える事が重要でして、勝っているトレーダーはこのようにしてエントリーの判断を意識的に無意識的に下しているから勝っているトレーダーな訳なんですよ。
だからこそ、環境認識はトレーダーにとって非常に重要だと言えます。
欲望に支配されていないか常に自問する
エントリールールをせっかく作ったとしても、欲望に支配されているとルールを守れなくなるのが人間です。
大きく稼ごうとするあまり、冷静な判断ができなくなってしまうんですね。
これは人間の性でして、自分自身で断固足る意思で制御するほかありません。
- 今は勝とう勝とうという気持ちが先行していないか?
- 利益が出てアドレナリンが出ていないか?
といった事を冷静に自問する事が重要になります。
かなり地味ではありますが、効果的な自制方法です。他にも日常生活から倹約を意識すると欲望に支配される事が少なくなりますよ。
追加する際に検討するエントリールール
検証した後で勝率が思ったよりも低い場合が往々にしてあります。
勝率が低くてもトータルで勝てる事が検証できていても、あまりにも低い勝率だと心理状態が保てない事があるのでそういった場合にはエントリールールにセットアップを追加していきます。
- 上位足のサポート・レジスタンス
- 上位足のダウ理論
- エリオット波動の推移
- パーフェクトオーダー
上記のようなものです。これを追加する事によりエントリー回数は格段に減りますが、その分勝率は大きく上げる事が可能になります。
エントリー回数が減るデメリットは複数通貨ペアを監視する事で対応しましょう。(もちろん他の通貨ペアを追加する時には検証を必ずしていきます。)
参考:【保存版】FXトレードで使う基礎的な分析方法のまとめと使い方解説
FXではぶっちゃけエントリーは重要ではない
さて、ここまででエントリー根拠やセットアップについて解説していきましたが、
ぶっちゃけ言うと、実はエントリーはそこまで重要ではないんですね。
実はエントリーよりも、エグジットつまり出口戦略の方が10倍大切なんですよ。
と言うのも、極論、損切りと利確がうまくできればトータルで勝てるからなんですね。
勝っていないトレーダーほど、エントリーばかりに目が行きがちですが、勝っているトレーダーはそれ以外のエグジットや資金管理、メンタルコントロールに重きを置きます。
これは明確な違いになっていますね。
まとめ:目に見えない事にも目を向けよう
記事の内容をまとめます。
■エントリー根拠・ポイントの見つけ方は?
→検証以外ありません。
■効果的なエントリーポイントは
- ヘッド&ショルダー
- ピンバー
- サポート・レジスタンス
- その他のプライスアクション
上記になります。
それで、少し触れましたが、負けているトレーダーほど目に見えるところ(エントリーポイントやインジケーター)に目が行きがちですが
勝とうと思ったら目に見えないところにも目を向ける必要があるんですね。
- 資金管理
- メンタル・マインド
等がそれにあたる訳でして、この基礎があって初めてトレードで勝てるようになります。
遠回りのように見えて実は基礎を固める方が重要になってますので目に見えないところにも意識を向けてみる事をおすすめします。