今回はヘッド&ショルダーの検証32回目を行っていきます。
前回の検証では、調整波動中の5波動についての検証でフィボナッチの23.6%の水準が意識されていたのが印象的でした。
まだ仮説段階ではありますが、調整波動中は23.6%の水準が意識されるのではないか?と思っているところです。
・31回目の検証はこちら
それでは、ヘッド&ショルダー32回目の検証を行っていきましょう。
ヘッド&ショルダーの検証内容
- 通貨ペア(ドル円・ユーロドル・ポンドドル・オージードル)
- 取引時間軸は1H・4H・日足の3つで検証
- 逆ヘッド&ショルダーについても検証する
- ピンバートレールは10pips離して設置
- 17pips利益方向に動いたら建値決済
- 負けトレードの場合はロールリバーサルを検証
- 環境認識として波動カウントを取り入れる(5波動形成でエントリー)
ヘッド&ショルダー検証32
まずは環境認識から行っていきます。
今回の検証の局面は、AUDUSDの4H足での検証になります。
大きく上昇して調整後の最後の上昇を狙うヘッド&ショルダーの形成ですね。
ヘッド&ショルダーでのエントリー
32回目のヘッド&ショルダーの検証は、ロングエントリーで勝ちトレードとなりました。
今回の局面では、かなり値動きが小さい中のヘッド&ショルダー形成ですが、上手く捉えられて利益を取ることができています。
【ピンバートレール・17pips建値】を適応した場合
今回の局面にピンバートレールを適応すると…
ピンバーの形成はなかった為、画像の紫○のポイントで17pips動いた時点で建値決済に逆指値注文を置くことができています。
ギリギリでヒゲに引っかかることなく利確目標値まで到達することができました。
フィボナッチで検証していく
フィボナッチを当てて右肩押し目の水準を測ると…
今回の局面では、非常に見づらいですが、78.6%の水準で右肩押し目をつけているのが確認できます。
今回は調整波動ではありますが、かなり買い圧力が強かったように感じますね。まだまだロングが出やすかった水準だったということですね。
32回目の検証の結果
検証期間:2016/8/9 16:00 ~ 2016/9/21 12:00
通貨ペア:AUDUSD 時間軸:4H
損切りpips : 55pips
利確pips : 110pips
勝敗 : 勝ち
ピンバートレール & 17pips建値:勝ち 110pips
全トレードの結果と今回の検証の所感
■トレード回数:32回
勝敗:21勝11敗
勝率:65.6%
■ピンバートレールルールの場合
勝敗:27勝5敗
勝率:84.4%
■ピンバー否定のロールリバーサル
トレード数 : 3回
勝敗 : 2勝 1敗 勝率 : 66.7%
■今回の気づき■
・上昇トレンドの最後の上昇の局面では、下落しても買いが入って来やすい
今回の検証では、勝ちトレードとなりました。
気づきのところでダウ理論の観点から見て、上昇トレンドの最終局面の時には、ロングエントリーが入って来やすい地合いが整っているのだなと感じました。
最もここでロングしているトレーダーは正直おそすぎるので
こういったポイントでは、下落に転じると想定して短めに取るのが理想かと思います。
ひとまず今回の検証では上手く逃げる事ができたのでナイストレードです。