FXの勉強は意味ない?と思ってしまうトレーダーは多いです。
なぜなら、何も知らなかった初心者のころよりも勝率が下がってしまっているためでしょう。
そうなるとFXは勉強すればするほど負けてしまう…そんな悪循環に入ったように感じます。
しかし、本当にそうなのでしょうか?
結論から言うとFXの勉強は必要です。
しかし、初心者のころの勉強方法では確かに勉強すればするほど負けていきます。では、どのような勉強が必要なのか?今回の記事ではそれを明らかにしていきます。
FXの勉強は意味がない?勉強すればするほど負ける真実
FXの勉強は本当に意味がないのでしょうか?
結論から言ってしまうと、FXの勉強は多いに意味があります。
ただし、それにはある条件があります。
- FXの勉強は意味がないのは本当か?
- 熱心に勉強する姿勢に潜むトラップ
- 勉強すればするほど負ける真実
- トレーダーがやるべき事は意外とシンプル
上記の手順で解説していきます。
FXの勉強は意味がないのは本当か?
上述した通り、FXの勉強には意味があります。ただしそれには一定の条件があります。
その条件は、
- あなたのトレードの問題に直結する勉強
- 妄信しない自分で考えるスタイルの勉強
上記の2点になります。
このどちらも、どんな勉強にも言える事でありますが、ことトレードとなると意外とできていないのが現実です。
■あなたのトレードの問題に直結する勉強
・資金管理方法やFXの基礎理論(ダウ理論・エリオット波動など)
・トレードの判断の仕方やどのように相場を見ているか(思考的な要素)
■妄信しない自分で考えるスタイルの勉強
・なぜその手法の優位性があるのか自分で考える
・投資行動すべてに意味付けをする
上記です。このような勉強をしていると
確率必然的に勝てる方法になっているので結果が出やすくなります。
勝っているトレーダーは、自分の軸・行動の真意みたいなものを明確に説明できる事が特徴ですね。
反対に意味のないFXの勉強は
- 勝てる手法を探す勉強
- 誰かを信じる妄信的な勉強
■勝てる手法を探す勉強
・ネットや書籍、教材で手法ばかり探している
・ちょっと使って勝てなかったたら次の手法に浮気する
■誰かを信じる妄信的な勉強
・〇〇さんが言ってるからこれは正しい
・投資行動の真意を捉えずに表面だけ汲み取る勉強
上記のようになっています。
勝てていないトレーダーは、表面的な事ばかりで、本質的にどうでもいい事に関心を持ってるのが特徴ですね。
熱心に勉強する姿勢に潜むトラップ
FXの勉強は必要不可欠になってく中で、熱心に勉強に取り組みますよね?
お金稼ぐためにFXを始めているから当然ではあります。もっとも当ブログを読んでくれているあなたは非常に熱心な方だと思います。(熱心じゃないと読まない内容ばかりだから)
熱心に勉強する姿勢は褒めてしかるべきですが、その姿勢にはトラップが存在しています。
- FXは勉強したからと言って勝てる訳ではない
- 熱心に勉強しているつもりで意味のない事を勉強している
FXは勉強したからと言って勝てる訳ではない
当然ですが、FXは勉強したからと言って勝てるようになる訳ではありません。
ただ、勉強してないと勝ち続ける事は難しいのも事実です。
この事実は努力が報われないと感じてしまうかもしれませんが、素直に受け止めましょう。
FXは自由市場ですから、うまく商いできないトレーダーは淘汰される運命なんですね。ここでは勉強の有無に関係なく結果・実力がすべて。
だからと言って勉強しないのは話が違いますが、この事実を理解しているかそうでないかは大きな差になります。
熱心に勉強しているつもりで意味のない勉強をしている
上でも書きましたが、意味のない勉強を熱心に勉強したところで結果にはなりづらいです。
・勝てる手法探し
・誰かの情報を鵜呑みにする
これらは分かりやすい例ですが、他にもあります。
・必要だけど今は必要のない知識
・他の情報を安易に取り入れる
熱心に勉強していると、情報を精査する力がついてくる訳で
となりますよね。ただ、それは今のあなたには必要のない知識かもしれない。
ということがあります。
せっかくあと一歩で勝ち越せるってところなのにその情報1つでトレードにブレが生じる可能性があるんですね。
もちろん、知識は武器なのでたくさん知っておいたほうがいいのは事実ですが、それよりも1番実益があるのは
今のあなたの問題を解決するための勉強だということを忘れないように心がけましょう。
勉強すればするほど負ける事の真実
FXで意味のない勉強を続けてしまうと、勉強すればするほど負ける事となってしまいます。
このため、適当に最終的に勉強せずにトレードしてしまう負けトレーダーが作られてしまう事実があります。
ですが、それは意味のない勉強を続けた結果です。意味のある勉強は勉強すればするほどトレーダーとして強くなることができます。
■FXで意味のある勉強の具体例
・実際に勝っているトレーダーの動画を見る
・資金管理について勉強する
・実際にあなたの使う手法の検証(実践)
・基礎理論について学ぶ(ダウ・エリオット・サイクル理論など)
上記はどんなトレーダーであっても必須の事であるので、あなたが足りていないと感じる事は勉強してみるといいでしょう。
書籍や動画講義なんかは複数のものを網羅的に見るよりも同じものを何度も見て腑に落とす事が重要です。
また、一朝一夕では身に付かない技術ですのでコツコツと継続することが重要になりますね。
FX学習におすすめの書籍は現役トレーダーがおススメするFX学習に使える本を紹介【分野別に解説】で紹介しています。最低3回読むと理解度が上がりますよ!
トレーダーがやるべき事は意外とシンプル
トレーダーがやるべき事は意外とシンプルでしてやるべき事を淡々とやっていれば勝てるのが真実です。
今負けている場合は何かやるべき事ができていません。
■トレーダーのやるべき事
・資金管理
・日々のマインドの作りこみ
・検証
・損切りなどのポジション管理
どれか1つではなくてすべてやる必要があります。1つでも欠けているとイマイチ勝ちきれません。
上記のものは正直言ってめんどくさいです。
損切りは短期的にはあなたの資金を減らす行為ですし、エントリーの度に損切り幅を決めてポジションサイジングするのも慣れるまで時間がかかります。
ただ、ぶっちゃけめんどくさい事をやった人が勝つんですね。そのためにも上記のやるべき事を習慣化させて淡々と自然にできるように日々訓練していきましょう。
参考:FXトレードのモチベーションの上げ方と保つコツ【モチベーションに頼らない】
FXで意味のある勉強と意味のない勉強の具体例
トレードでは意味のある勉強と意味のない勉強があります。
■FXで意味のある勉強
- 基礎学習(ダウ理論やエリオット波動)
- 資金管理方法
- マインド
- 検証の仕方
上記が意味のある勉強です。
反対に意味のない勉強は…
■FXで意味のない勉強
- どんな手法が勝てるか?
- 上がるか下がるかの予想の仕方
- どうやったら勝てるようになるか
- エントリーの仕方
上記です。これはトレード初心者が陥りやすいところでして、
視覚的に分かりやすいですし、多くの媒体で勝てる手法についての記述があるため誤解してしまいます。
厳しいようですが、意味のない勉強をしたところで一向に勝てるようにはなりません。あなたに今必要な要素を自己理解して1番クリティカルな勉強をしていきましょう。
FXチャートの検証は誰にでも意味がある【チャートに向き合おう】
FXで誰にでも意味のある勉強はチャート検証です。
勉強というよりは実践に近いですが、チャート検証はかなり意味のある勉強になります。
というのも、
検証はビジネスにおけるテストと同義だから
つまり、ビジネスではPDCAサイクルなんかがありますが
これは仮説→実行→検証のサイクルですよね。それがFXにおいてはチャート検証になるんです。
勉強した知識や手法はそれだけでは身に付きません。実際にチャート検証することで身に付いていきます。
また、検証の過程でどの場面で適応するかどうかも理解できるようになってくんですね。
まずは1日10分ぐらいから始めよう
どうしてもトレードしていないのにチャートを見るのはなかなか気が進むものではないですし、チャートをただみるのではつまらないという方もいると思いますがとても重要です。
まずは、あなたの無理のない範囲で1日10分ぐらいから始めていきましょう。
検証は成果としてなかなか表れにくいですが数に比例してどんどん上手くなっていきます。
時間がかかることなので、FXで必要な他の勉強と並行しながらやっていくといいです。
すぐには成果が出なくても確実に力はついてくるので根気良くやっていきましょう。
参考:【必須】FXトレードでおすすめ練習方法を教えます【注意点も解説】
まとめ:意味のあるFXの勉強をしよう
今回はFXの勉強が本当に意味がないのか?勉強すればするほど負ける真実についてお伝えしてきました。
トレードの勉強は必ず必要だけど意味のある勉強をしないといけない。
これが真実です。
勉強すればするほど負けるのも事実ですが勉強の視点を変えてしっかりと勝てるトレーダーになっていきましょう。