FXのデメリットって知っていますか?デメリットを知っていないと、予期しない損失になってしまったり、急激な値動きに耐えられなかったり、最悪の場合追証が発生してFX相場から退場なんてこともあり得ます。そうならない為にもFXのデメリットをしっかりと把握して、対策を取りましょう。
相場では往々にして不測の事態に遭遇します。
これは対策していても遭遇する可能性が当然ある訳で回避することは難しい場合もあります。
ですが、いつ起るか?はたまた起きないかもしれない。いずれにしても起きる可能性が0ではないので必ず対策はしておく必要があるんですね。
これが投資家、トレーダーのあるべき姿だと言えます。
デメリットをできる限り把握して、負けないようにする術を身につけておきましょう。
FXのデメリット
FXにはどんなデメリットがあるのでしょうか?
- 急激な値動きに対処できない
- FX会社倒産
- 強制ロスカット
1.急激な値動きに対処できない
FXは急激に値動きが動くことがまれにあります。
世界で注目す人が多いニュースなどがそれに当たります。
例えば
イギリスのEU離脱
アメリカの大統領選
等がそれに当たります。
そのような時は、ものすごい勢いで一方向に進んでいきます。
そうしたときにトレードするのは危険ですので避けた方が無難でしょう。
2.FX会社の倒産
FX会社の倒産もデメリットとして捉えてきましょう。
大きな会社ほど倒産はしづらいですが、何があってもおかしくないこの時代に
万が一倒産した場合に、預けていた金融資産がなくなる可能性もあります。
3.強制ロスカット
過剰なレバレッジをかけたり、損切りをせずに塩漬けにしていると起こり得ます。
強制ロスカットだけで済む場合もありますが
FX会社によっては、追証を支払わなければいけないFX会社もあります。
そのような口座で取引していた場合は
追証を払う必要があります。
また、その追証が支払えない場合は、借金になってしまうこともあります。
FXのデメリットを知り対策を取れ
FXのデメリットを知りそれぞれのデメリットに対して
きちんと対策を取っておきましょう。
そうすることで、もしそのような事態になった時にでも素早く対処することができます。
また、未然に防ぐ事ができます。
それぞれのデメリットに対してしっかりと対策を考えましょう。
対策1.急激な値動きに対処できない
急激な値動きに対処はしづらいです。その為、事前に分かるような材料に関しては、その方向感が分かるまではトレードしない様にしましょう。また、予期せぬ値動きに関しても起こる場合があります、その場合には誰にも読むことはできない為損切りを適切な場所に設置して最小限のリスクに留めます。
対策2.FX会社の倒産
FX会社の倒産は実際に起こってみないと分かりません。そのため、なるべくメジャーな取引所で口座を開設すること。
複数の口座に資産を分散させることで対策を取りましょう。
FX会社によっては倒産時にきちんと額面を支払ってくれるところも存在するので、調べてみましょう。
対策3.強制ロスカット
強制ロスカットは、過剰なレバレッジを避ける、損切りはきちんと行うことで対処します。
この部分に関してはトレーダー自身が管理できる少ない要素の1つなのできちんと対策を取りましょう。
デメリットを把握しておかないといけない理由
さて、ここからは話を深堀して、そもそもなぜデメリットを把握しないといけないのか?ということについて解説していきます。
理由は単純ですが
デメリットが把握できていないと不足の事態に対応できていないからなんですね。
上でも書いていますが、不足の事態とはつまり、トレーダーが事前に想定していない相場の動きがあることです。
- 10円単位の相場の急変動
- 強制ロスカット
上記のことがあげられます。こういった事はやはりデメリットを把握するからこそ対応できてくるというものです。
もちろんすべての相場の動きに対応できるとは言えませんが、少なくとも負ける可能性をできるだけ少なくする。ということは可能になる訳ですね。
あくまでも勝つのは負けなくなってから。負けない事を重視していくことが勝つことに繋がるということを意識しておきましょう。
もしも不足の事態に陥ってしまったら…
いくらデメリットを把握できたからと言っても、もしもの事態に遭遇することは必ずあります。
そうなってしまったら仕方ありません。
反省して次に活かす
これしか無いです。そしてその失敗は二度と繰り返さないマインド。
手順は以下です。
- まずは失敗したことを認める
- 反省して問題点の把握
- 次に同じことを繰り返さないよう対策を練る
上記のことができればいいです。
ただ、人間というのは大体3度ぐらいは意識していても失敗してしまうものですから多めに見つつ、意識して改善して行きましょう。
しっかりと考えて諦めなければ道は開けてくると思います。
簡単なケーススタディー
では、上記の例に則って簡単な例を紹介します。
資金を強制ロスカットされて溶かしてしまった。
手順1:失敗を認める
このような場合にはまず。資金が溶かしてしまった自分を猛省するところから始めます。
この失敗の原因がすべて自分にあったのだと自覚しましょう。
それが仮に誰かが言ったエントリー根拠だとしてもその情報をもとにエントリーした自分自信が悪い相場ではタラレバも人のセイにするのも全くの意味が無いこと。
負けたのは自分のセイと認識するところからすべてが始まります。
手順2:原因の追求
資金が溶けてしまった原因の追求をします。
おそらく原因は損切りをしなかったことでしょう。どこかで必ず損切りができなくなってきたときがあります。
それが、何だったのか?考えます。
- 損切りができなかった
- 過剰なロットでのエントリー
多くの場合でこの2つに集約されてくるかと思います。
手順3:同じ失敗をしないように対策を考える
今回は逆張りエントリーで解決策を考えてみましょう。
この逆張りエントリーというのは当然ですが、行うタイミングは慎重に行う必要があります。相場には落ちているナイフは拾うな。という格言もありますし、安易な逆張りは破滅を導きます。
これに対する最も単純な解決策は逆張りエントリーしない。ということになりますが。
それ以外にも考えることができます。
例えば、逆張りは特定の条件下でしかしない。ということ。
この特定の条件下がどのようなものなのか?それを検証して優位性が担保されているならば自信を持って逆張りすることができます。
RSIの水準とグランビルの法則の併用
ピンバーと移動平均線
など。考慮する余地はいくらでもあります。
もちろん逆張りで負けているのならば、逆張りしない。というのが簡単なことではありますが、それぞれに得意なトレードスタイルがあるように、エントリーにも得意不得意が存在します。それが直せないのであれば自分の癖として理解してそれでも勝てる方法を見るけるしかありませんからね。
最後にやるべきことが決まったらそれを検証して、実践で検証通りのトレードができるようにルールをしっかりと守ること。
これが難しい訳ですが、ここは勝つためと考えてしっかり自分との約束は守るようにしましょう。
上記のようにして段階的に苦手克服をしていけばトレードは次第にうまくなっていきます。
FXはリスク管理が大事
今回挙げたデメリットはほんの一例です。
他にも、沢山のデメリット・リスクがFXにはあります。
そのすべてに対策を取ることは不可能ですし
そのすべてを知ることも不可能です。
しかし、知っているデメリット・リスクに対してなんの対策も取らないのは愚策です。
トレーダーは経営者と同じです。
経営者がリスクを把握し、対策を取るのは当然です。
しっかりとデメリット・リスクを把握して
相場で利益を上げていきましょう!