FXを始めたいけど、できるだけリスクは取りたくない。
誰もが当然そう思いますよね?
トレーダーにとってリスク管理と言うのは非常に重要でして、この記事にたどり着いたあなたはとても聡明な方だなと強く感じます。(お世辞ではなくマジで)
そこで今回はFXトレードでできるだけリスクを取らない練習方法について解説しています。
本記事を書いてる、私は兼業トレーダーとして3年ぐらいのキャリアになります。
相場の世界ではまだまだひよっこですが、酸いも甘いも経験してきて、現在では月200pips前後が安定して取れるようになってきました。
記事の信頼性になるかと。
リスクを取らないFXトレードの練習方法
FXでリスクを取らない方法はざっくり2つの方法が存在しています。
- 検証ソフトを使ったFXトレードの練習
- デモ口座を使ったFXトレードの練習
では、順番に解説していきますね。
①検証ソフトを使ったFXトレードの練習
まず、1つ目が検証ソフトを使ったトレードの練習方法です。
検証ソフトをダウンロードする → 練習したいトレード方法を練習する
ざっくりの解説ですが、シンプルに説明するとこんな感じです。
検証ソフトによりますが、時間経過を倍速にできるもの、過去にさかのぼって復習できるものなど様々なものが存在しています。
おススメの検証ソフトに関しては下記記事で解説しているので参考にしてください。
≫【無料あり】FXトレードの検証ソフト・ツール比較【検証しないと勝てるようになりません】
②デモ口座を使ったFXトレードの練習
2つ目の練習方法は、デモ口座を使ったデモトレードでの練習方法になります。
証券会社でデモ口座を開設 → 練習したいトレード手法でデモトレードする
こっちもシンプルですが、これだけです。
デモ口座は大体の証券会社で提供されているので今後使おうと思っている証券会社でデモ口座があればそちらを採用して構いません。
なお、おススメの証券会社については下記記事で解説しているので参考にしてください。
FXトレードの適切なリスクの取り方【3つ解説】
さて、ここからはFXトレードの適切なリスクの取り方について解説していきます。
- 資金管理の徹底
- チャート分析技術を磨く
- 己と向き合う
上記の3つになります。正直この3つができれば大きく負ける可能性はほぼありません。
あるとすれば、できているつもりでできていないという事ですかね。それか自分自身に嘘ついてるって感じです。
では、順に解説していきますね。
①資金管理の徹底
まず1つ目は、当ブログでは相当詳しく解説している資金管理の徹底です。
初心者が徹底するのは
- 投資元金の10%だけ入金してトレードする
- 1回のトレードの損失が口座資金の2%になるようにトレードする
上記の2つだけでOKです。
この2つの工程だけで2つのブロックが働いているので、きちんと守りさえすればあなたがどれだけ下手くそなトレードをしようと資金が大きく減る事はありません。
資金管理は上記以外にもたくさんの考え方があるのでより詳しく学びたい場合には下記記事を参考にしてください。
≫【完全版】FXトレードの資金管理の方法徹底解説:リスク管理は必須
②チャート分析技術を磨く
2つ目は、トレーダーとして必ず必要になってくるチャート分析技術を磨くってことですね。
- ダウ理論
- エリオット波動
- グランビルの法則
- プライスアクション
- 移動平均線たボリンジャーバンドなどのインジケーター
など、たくさんのチャート分析方法が存在しますが、迷ったら原理原則である
ダウ理論・エリオット波動・グランビルの法則のどれかから学んでいく事をおススメします。(勝ってるトレーダーは3つ内どれかを必ず使ってます。)
分析方法についても過去の相場師たちが研究してきた集大成でして、1つの分析方法だけでも相当奥が深いのであまり浮気せずに1つの分析手法を深堀していく事を強く推奨します。
詳しくは下記記事で解説しているので参考にしてくださいね。
≫【保存版】FXトレードで使う基礎的な分析方法のまとめと使い方解説
チャート分析するにあたって注意してほしいのは、勝つためにチャート分析するのではなく、負けない為にチャート分析をするって意識。
この意識の違いがのちに非常に大きな差になるので肝に銘じておきましょう。
③己と向き合う
3つ目は、かなり抽象的でありますが大事な己と向き合う。という事です。
ここでの向き合う事は
- 欲望や不安に支配されていないか自問する
- 負け・失敗から逃げない
- 自分が今快適だと思うトレードはなんなのか考える
といった感じです。これめっちゃ重要でして上記ができればどんな手法でも勝てると言っても過言ではありません。
特に欲望や不安に支配されると人間はIQが下がるもので、合理的な投資行動が取れなくなるんですね。
■例えば…
- 損切りしないといけないのに損切りができない
- エントリーする場所ではないのにエントリーしてしまう
みたいな。傍から見るといやいやそれはダメでしょ!!と分かるものでも実際に体験すると適切な判断ができない事がよく分かりますね。
こうした一見相場には関係なさそうな目には見えないあなた自身の事は後回しにしがちですが、己と向き合う事で
- あなたにはどんな手法が向いているのか?
- 損切り比率は2%が合ってるのか?
- どの通貨ペアが良いのか?
とかですね。この辺が全部解決なんですよ。だって自分と向き合った結果だから他の人が介在する必要がない。
世間一般的にこうするのが良いとされている事でもあなたが自分と向き合い実践して得た結論なのであればそれが優先されるべきと言う事です。(もちろんその知識には敬意を払って下さいね。短期的には良くても長期ではその知識どおりかもしれませんから。)
リスクを取らない事が1番のリスク
さて、ここまで適切なリスクの取り方について3つ解説していきました。
ここまで読んでも
って方がいるかも知れませんね。私もそうだったのでその気持ちよく分かります。
が、人生においてリスクを取らない事が最もリスクになっているんですよ。
- サラリーマンはリスクはない? → 自分の命である時間を削って労働している
- 貯金はリスクが0? → 貯金というのは銀行に債権を持っているという事と同じ意味。よって銀行が破綻すれば損失は被る
こんな感じです。一見リスクがないように見えるものでちょっと考えるとリスクがある事が理解できると思います。
このようにして世の中にリスクがないことがないのが普通なんですね。
私含め日本社会で生きているとどうしても平和ボケしてしまうので安全に思ってしまいますが、しっかりとあなた自身の頭で考える必要があります。
FXでどうしたらリスクが取れるようになるのか?【徐々にお金の器を鍛える】
FXに限らずどんな分野でも最初からうまくできる人、最初から過剰なリスクが取れる人はよほど天才か相当なバカかしかいません。
また、大人になって経験が増すほどにリスクは取れなくなってくるものですよね。(過去の経験からどうしても保守的になってしまう)
もちろん、投資・投機となった場合には相当保守的に徹しても良いのでありますが、それでも徐々にお金の器を鍛えていかない事には運用金額を増やす事ができませんよね。
そこでお金の器を鍛える必要がある訳で、その方法は以下の通り。
- 自分が何をやっているか?何者なのか理解する
- 無理のない範囲で不可をかける
- 納得がいくまでリスクと向き合い続ける
- 日常生活からお金の使い方を意識する
といった感じです。順に解説していきますね。
自分が何をやっているか?何者なのか理解する
1つ目は、自分が何をやっているか理解するってことです。
かなり抽象的ですが超大事なので1番上に持ってきました。
投資の神様として有名なバフェットの言葉に
リスクとは、自分が何をやっているかよくわからないときに起こるものです
と言っているんですね。つまり
- 自分がやるのはスイングなのかデイトレなのか?
- 自分が得意とするエントリーポイントはどこなのか?
- 今自分がやろうとしている行動はなんでそうしようとしてるのか?
これらが答える事ができなけらばならない。
そのために検証とか練習で自分の向き不向きやライフスタイルと合致したトレード手法を使う方が勝ちやすいですし、結果的に無理をしていないから継続できる訳です。
自分が使おうとしている武器の特性や使い方を理解していないで戦場に立てば、使い方が分からずに敵・自分に殺されてしまう。
だからこそ、あなたが使う武器(技術)についてきちんと理解しておかないとリスクは取れないってことですね。
無理のない範囲で不可をかける
2つ目は、無理のない範囲で不可をかける事。
- ロットをいつもよりも上げてトレードする
- いつもより値動きの激しい通貨ペアでトレードする
といったように、”無理のない範囲で”自分に不可をかける事で慣れる戦略ですね。
当然そこで負けては意味がありませんから、余剰資金で行うのが適切ですがきちん安全マージンを取って適切なリスクを取る事ができればそこで人間にはある変化が生まれます。
不可をかける事によって生じる慣れ
人間はすごい生き物でして、どんな過酷な状況でも一定期間そこにいると慣れてしまうものですよね。(良くも悪くも)
その人間の性質を逆利用して徐々に不可を上げ行くんですね。この戦略が上手くいけば、天才肌でなにも気にせずにロットを張れる人よりもロットを張れる可能性がある訳です。
なぜなら、思考プロセスが分かっているから。ただ、そこで大きく負けるようなことがあってはいけないのであくまでも余剰資金でトライしましょうね。
投資の負けは誰も責任は取ってくれません。(自己責任だからこそ利益も大きくとる事ができる)
納得がいくまでリスクと向き合い続ける
3つ目は、納得がいくまでリスクと向き合い続ける。という事です。
上の己と向き合う。のところでも触れてますが、世間一般的には投資の証拠金は2%が良いとされている訳です。
でも、この2%ルールでもあなたがそのリスクに納得していないようであればそのリスクの取り方は適切ではないという事。
- 人によっては2.5%の人もいる
- ある人にとっては1%が納得のいく数字
- ある人にとっては3%
と言うように人によって納得の行くリスクの取り方には幅がある訳なんですね。
ここで納得できていないのに2%が良いから2%だ!!とやっても納得できていないからその行動って継続できないんですよ。(長期的に)
だから確率の収束も得られないし、満足の行く結果も得られない。
あなた自身が納得いくまで
- なぜあなたはそのリスク額が良いのか?
- なぜあなたはそこでエントリーするのか?
- なぜあなたはそれだけの証拠金を入れるのか?
- なぜあなたはそのトレードスタイルなのか?
この辺を考えていく必要がありますね。
もっとも、統計的に算出されたリスク額が2%ルールとして体系化されているのでそれが悪い訳ではありません。
100人いれば100通りのトレードのやり方があるってことです(十人十色とはまさにこのこと)。仮に同じ講師から学んだとしても稼ぐトレーダーのトレードには微妙な違いが生じてくるのはこの辺の話が大きく絡んできますよ。
日常生活からお金の使い方を意識する
4つ目は、日常生活からお金の使い方を意識する。という事です。
お金の使い方には大きく分類して2つの使い方がある訳なんですね。
- 消費
- 投資
上記のように、お金の使い方には消費と投資とがありましてトレーダーとして意識するのは投資の割合を消費よりも増やす事なんですね。
■例えば…
・喫茶店でコーヒーを飲む場合
コーヒーを飲んで雑誌読んだり会社の同僚と愚痴をこぼす → 消費
コーヒーを飲みながら、チャート分析や投資関連書籍を読む → 投資
・お菓子やスイーツを食べる
おなかがすいたからおいしいスイーツを食べる → 消費
トレードルールが守れたご褒美にスイーツを食べる → 投資
簡単な具体例を上げましたがこんな感じでお金の使い方を工夫する事で投資でのお金の器も徐々に大きくなっていきます。
もちろん、消費が悪いという事ではなく日常生活のお金の使い方にも意識していく事がトレードにも密接に関連している。という事。
この価値観はめっちゃ大事なのであなたも今のお金の使い方がトレーダーとして適切なものになっているかは見直してみると良いですよ。
まとめ:リスクの取り方はそれぞれあるから自分と向き合おう
記事の内容をまとめます。
■リスクを取らないFXトレードの練習方法
- 検証ソフトを使った練習
- デモ口座を使った練習
■FXトレードの適切なリスクの取り方
- 資金管理の徹底
- チャート分析技術を磨く
- 己と向き合う
- リスクを取らない事が1番のリスク
■FXでどうしたらリスクが取れるようになるのか?
- 自分が何をやっているのか?何もなのか理解する
- 無理のない範囲で不可をかける
- 納得がいくまでリスクと向き合い続ける
- 日常生活からお金の使い方を意識する
といった感じです。すごくボリュームのある記事になってしまいましたが、正直まだまだリスクについては書けますね。
それで、最後にあなたに伝えたいのは、リスクの取り方は人それぞれ。ってことです。
- 性格 (慎重なのか・大胆なのか・臆病なのか)
- 人生経験 (FXが初めてなのか・他分野で成果を出したことがあるのか)
- 趣味
- お金の使い方
- どんなポートフォリオメイクを目標としているか
- 人生での実現したい目標は何か?
といった事が複合的に絡んでくる為、1人として同じリスク管理で成果が出るやくではありません。
もちろん、体が無意識に反応するレベルで落とし込む事ができれば別ですけどね。それもその人にそのやり方があっているからできるだけで
その方法が他の人の正解という事でもありません。
相場でも、実際に複数の意識(ロング・ショート・傍観者)や(短期・中期・長期)目線のトレーダーのが複合的に絡み合って相場が形成されいてるようにリスクの取り方も同じではないという事ですね。
あなたにとっての適切なリスクの取り方を見つける事は半年~1年とそれなりの期間がかかるものですが、1度見つけてしまうと後はそれに沿ってやっていくだけなのですごく快適になりますよ。
是非、どこかで時間を取ってリスクの取り方について考えてみて下さいね。