FXで損失が出た時に熱くなって冷静さを欠いてトレードをしてさらに損失を拡大させてしまうトレーダーは多いですよね。
「なんで自分が買うと下がって自分が売ると上がるんだ!!」とか「くそーー負けた、よしもっと大きくポジション張って取り返すぞ!」みたいな心理状態ですね。
あなたも心当たりがあるのではないでしょうか?
この状態は非常に危険な状態なんです。
それはFXがビジネスではなくギャンブルになってしまっているから。
しっかり冷静に取り組むことができればFXはビジネスとして成り立ちますが、
メンタルの備わっていないトレーダーにはFXはギャンブルになってしまうんですね。
そうならない為にも冷静に自分を俯瞰してみてトレードの反省をすることが非常に重要です。
焦って取り戻す前にしっかりと反省をして冷静になってから相場に向き合うことが大切だということ。
さくっと結論は述べてしまいましたが、ここから具体的に解説していきます。
FXで損失を取り戻したい時にすべき3つのこと
FXで損失を取り戻したい時にすることは以下の3つです。
1,まずは自分の頭を冷やす
2,トレードの反省とロジックの再検証
3,再度挑戦
順番に解説していきます。
1,まずは自分の頭を冷やす
損失を取り戻したいという気持ちになったときは初めに自分の頭を冷やしましょう。
頭に血が登った状態では適切な判断はできません。
どんな方法でもいいので一旦相場から離れて自分の精神を落ち着かせましょう。
資金を溶かしてしまうトレーダーの多くが頭に血が登った時に取り返しのつかない状況に陥っています。
2,トレードの反省とロジックの再検証
次に、トレードの反省をしてどこがダメだったのか?分析していきます。
そしてその原因から見えてきた仮設を実際に過去相場で検証していきます。
例えば、
トレードの反省として
・ロスカットの位置が近すぎた。
という事であれば、どこならば刈られずに利益確定できるのか?
これを検証していきます。
たくさんのデータの中から、このストップなら信用できるというものを探していくという事です。
そこに使うのは、フィボナッチ当ててもいいですし、RSIの数値を使ってもいいかもしれません。何にしても、原因を解消するために検証をするという事が重要です。
3,再度挑戦
最後に検証で、ある程度のデータが取れたら再度挑戦します。
あとはこの繰り返しするだけ。
トレーダ-が絶えず行うステップとも言えますね。これができれば次第にトレードがうまくなっていって段々と負けがなくなっていきます。
繰り返しになりますが、すぐに損失を取り戻そうとせずにしっかりと検証してからトレードで利益を上げていくというのが大事です。
トレードの反省をする時の具体的なやり方
ここからは話を少し深掘りして、トレードの反省をする時の具体的なやり方について解説していきます。
反省する時のポイントとしては
・自分のトレードの失敗の原因を探る
・でてきた原因がどうしたら回避できたのか考える
この2つです。
自分のトレードの失敗の原因を探る
トレードの失敗の原因というものはトレーダーそれぞれで当然違うし、毎回のトレード毎でも違います。
そのためしっかりと原因究明する事がまず初めにやることになります。
そこででてくるのは…
- 損切りは遅すぎた
- 利確が早すぎた
- 無理やりエントリーしていた
- そもそも検証していなかった
といった感じでいろいろありますから、まずは原因を探って行きましょう。
大体は上記のどれかになることが多いですね。
でてきた原因がどうしたら回避できたのか考える
原因が分かったら、その原因がどのようにしたら回避できたのか?
という事をじっくり考えましょう。
例えば、
損切りができなくて損が大きく膨らんだ → 次は確実に損切りする
といった感じです。
この例だと分かりやすいですが、エントリー、エグジットのタイミングとなると相場が変動していて「これだ!」とすぐに確信できないときがあります。
その時は、「これ?かもしれない..」ぐらいの仮説でいいので実際に過去検証してみましょう。(超重要)
まあ検証と聞くと多くのトレーダーがやらない訳ですけど、この検証がするかしないかというのはすごく大事な事になってきますから、めんどくさくてもしっかりやりましょうね!笑
損失が出た時と取り戻そうとすると負けるのか?
ちょっとおまけ的に、何故トレーダーが損失を取り戻そうとすると負けるのか考えていきましょう。
相場に対して冷静な対処ができない状態になっている
まず1番に言えるのが相場を冷静に見る事ができなくなっているという状態です。
あなたも経験があると思いますが、後からトレードを見返して「なんでこんなところでエントリーしたんだ?」と思うことがありますよね。
それはもちろん結果論ということも一部ありますが、その時に見えていなかった要因が必ずあるからなんですね。
相場は俯瞰してみる必要がある為常に冷静な心理状態で相場を見ていないと対処できないことが結構多いです。
そのため取り戻そうと躍起になっている時というのは短期的な目線でしかないから負けるということです。
素直に損失を認める余裕がない
損失を素直に認めることができていないという理由も挙げられます。
人は本質的に損失を嫌う傾向があるため、損失が素直に受け入れることができない気持ちは非常に良く分かります。
とはいえ、トレーダーはその気持を封じてトレードするという事が求められるという事。
リスクを最初に許容した上でトレードする必要があるのです。
トレードはトータルで勝ち越せばいい
トレードは短期的な勝ち負けを意識するのではなくトータルで勝ち越せればいい。
この思考が分かっていてもできないという事があります。
ただ、トレードというのは負けも込みで勝てるようにしておかないといけません。
何故なら、相場において100%ということは絶対にありえないから。
トレードはトータルで勝てればオッケーで、短期的には負けることも当然あります。ですが、それでも勝っているトレーダーがいるという事は道は確実にあるのでコツコツ利益を積み上げていきましょう!
千里の道も一歩からです。
まとめ:取り戻そうと焦るからさらに負ける
取り戻そうとしている時というのは決まって焦って稼ごうとしている時です。こういったトレードを繰り返していてはトレードはビジネスではなくギャンブルになってしまいます。
つまり典型的な負けトレードをしてしまっているということなんですね。
そのトレードで上手くいく場合もあるかもしれませんが長い目で見たらそのトレードでは勝ち続けることは無理です。相場では勝つことよりもまずは生き残ることを重視していく視点が非常に重要になって来るので意識してみましょう。