マインド

FXトレードが上手い人の真似は意味がない?コピートレードは絶対するな!

トレードの真似は意味がない

FXトレードの上達方法の1つとして推奨されるトレードの上手い人の真似をする。という行為、実はとても危険なトレードの学習方法になります。

なぜなら上手い人と同じ視点でトレードは出来ないし上手い人が見ているものと同じもの見る事ができていないからです。

つまり、上手い人の真似をそのまますればいいというのは確かに正しい学習方法ではありますが、トレードに関して言えばそれはとても危険な行為になってしまうということです。

例えば上手い人が移動平均を使ったトレードをしているからそれを真似してトレードをしても上手くいかない場合が多いということです。

それはその人と経験値も違えば他に見ているものも違うから当然のことです。しかも移動平均やボリンジャーバンドのようなインジケーターも使いこなしていないトレーダーが使っても全く効果を発揮しないのです。

また、チャート上に表示されているインジケーターだけではなく上手い人は頭の中でラインを引いている場合もありますから、練習や検証の数がものをいう世界になります。FXは分かりずらいため目に見えるものに頼ってしまいがちですが以外にも大切なことは目に見えない部分が多いです。

そのため安易に上手い人のトレードを真似するのはとても危険なことということになります。

FXの上手い人を真似しても勝てるようにならない理由

上手い人の真似をしても勝てない理由

FXトレードをやるときに上手い人の真似をするのでは勝てるようにはなりません。参考にこそなれど自分のやり方でトレードは確立をしていくものです。

真似をすればそれは自分で考えることなくトレードをしていくことが可能になり簡単ですがそれでは稼ぎ続けることはできません。トレードはあくまで自分の頭で考えることが重要なのです。

  1. 性格や感じ方が違うから
  2. トレードで見ている物が違うから

大きく分類すると上記の違いがあります。

1.正確や感じ方が違うから

上手いトレーダーの真似をしても勝てない大きな理由はそのトレーダーとは性格も経験もバックボーンも違うからです。

正確1つとっても

・せっかちな人

・のんびりしている人

・いらいらしやすい人

・温厚な人

というようにトレーダーでも分かれてきます。これらを考慮せずにそのまま真似したところでそれは自分の感覚とずれているトレードになるため上手く矯正できればいいですが、どこかでそのずれた感覚により大負けする時が来るでしょう。

また、どんな失敗をしているのかでも変わってきます。その為上手い人のトレードを真似しても勝つことは難しいのです。

2.トレードで見ている物が違うから

トレーダーが見ているチャートは同じです。しかし勝つトレーダーと負けるトレーダーがいます。

これは単純にトレードの経験値の差ということです。

例えば、全く同じところでbuyしたとします。エントリーは全く同じでも勝つトレーダーと負けるトレーダーでは見ているところが違います。

負けているトレーダーは → このトレードが勝つか負けるかが気になる

勝っているトレーダーは → 上がるか下がるかはどちらでもいい

つまり前提条件が違うということです。勝ち負けに焦点がないってことになります。

1回1回のトレードでの勝ち負けが気になるか?それとも、10回のトレードの総合の勝敗が気になるのか?これだけでも違ってきます。

決して真似をすることが悪いという訳でもない

決しても真似がダメは訳ではない

さて、ここまでFXの上手い人の真似をすることは意味がないということを書いてきました。

とはいえ、初心者の時にはどんなトレードがいいトレードなのかも分からないですからそこは分けて考えましょう。

真似るのではなく参考にして検証をする

真似しても勝てないとはいえ、最初は何もわからなかったりどんな見方をしたらいいのかも分かりませんから、上手いトレーダーを参考にするのはとても勉強になります。

ここで重要なのは真似ではなく参考にするという点です。参考にするのでそれは自分で検証をして何度も検証をしていくうちに自分の技術となります。そう、真似ではなくて参考にして何度も検証をすることが大切なのです。

検証を繰り返しているうちに上手い人と同じものが見えるようになってきますから、参考にして何度も検証を重ねてみましょう。

自分の思考になるまでインストールする

上手い人を参考にして検証をすることが上手い人の思考をインストールすることに繋がります。これがトレードをするうえで1番速い上達方法になるでしょう。

トレードは自分で考えることが大切なので、何度も検証をしているうちに自分の方ができてきます。それが最終的に自分のトレードスタイルになり、自分だけの武器になりトレードで利益を上げることができるのです。

上手い人は真似するのではなく、トレードの参考にするようにしましょう。

コラム:内弟子の存在意義

師匠には内弟子がいることがあります。これは非常に効果的で師匠の行動や言動からも学び取るという姿勢です。

本来真似るというのであればここまでしないと意味がありません。というのも、ネット上の上辺だけの情報では薄すぎるからですね。

上手いトレーダーの言動、行動、癖これらのすべてに勝つための要素があるということです。真似をするのであればその人のできるだけ近いところにいないと成立しません。

トレードの真似をする時の注意点

真似をする時の注意点

トレードの上手い人の真似をするときには十分に注意を払いましょう。

でないと結局意味のない時間になってしまうからです。

  • ポジションを真似るのではない
  • 自分で考えてトレードする

上記の事が大切です。どちらも注意しておかないとついつい楽な方に行ってしまいますから心にとどめておきましょう。

ポジションを真似るのではない

まず1つ目は、ポジションを真似る。という行為です。

この行為は非常に危険で自分ではなんの判断も下していません。結果的にそのトレードで勝てたとしても自分の実力ではないということです。短期的にはいいかもしれませんがいつまでもその人がポジションを共有してくれる保証はありません。

ですから自分の力でトレードするようにしましょう。投資・投機はすべてが自己責任です。

自分が判断していない情報によるポジショニングは絶対にしない様にしましょう。

これも難しいですが、なぜそのポジションを持ったのか?何を見てそう判断できるのか?ということの方がポジションよりもずっと大切なことになるのでそのあたりを意識してみましょう。

トレードは自分で考えて実践するから上手くなる

FXトレードは自分で考えて実践をするからこそ上手くなっていきます。

人から言われたことや真似したことはすぐに忘れますが自分で考えて出した結論はそうそう忘れません。それは成功に対しても失敗に対しても同様です。

失敗したときに何が原因だったのか自分の中から答えを見つけることが重要でそれをしないとトレードは上手くなっていきませんので必ず自分で考える癖を付けておきましょう。

まとめ:自分の強みをトレードに活かそう

自分の強みをトレードに活かそう

FXトレードの上手い人を真似しても上手くいかない理由は

  • 性格が違う
  • 経験が違う
  • 思考が違う
  • 見ているものが違う

というように人間にはそれぞれの個性があるようにすべてが違うからこそ上手くいきません。そのため参考には大いになりますが同じトレードをしても勝ち続けることができません。

参考にすると検証をするようになりますから、トレードの手法は似てきますが細かい所が自分仕様になってきます。そのため参考にはしても真似をしていないということが重要になります。

また、真似をするとトレーダーに必須の考える力を養うことができない為くれくれ人間になってしまいます。そのようなトレーダーは自分で勝ち続けることができないのでいつまで経っても負けトレーダーのままになってしまいます。そうならない為にも自分で考え実践をしていき、自分だけのトレードスタイルを確立させていきましょう。