FXの世界というものは非常に厳しく1割が勝ち残りの9割が負けるといわれています。単にトレード年数が長いからといって勝てるようになるものでもありません。
むしろ、トレード経験がが長い方が変な癖がついているので新たな知識を吸収しても適切に使う事ができない場合があります。
そのため、何年やっても勝てないトレーダーはずっと勝てないのに対して参入してから1年もたたない間に勝てるようになるトレーダーも存在しています。
勝てるトレーダ―と何年やっても勝てないトレーダーにはどんな違いがあるのでしょうか?
- トレード手法のせい?
- 環境のせい?
- 勝っているトレーダーはあなたの知らない方法を使っている?
すべて違います。何年やっても勝てないトレーダーというのはそもそもFXに対する考え方が甘いのです。
FXは1割が勝ち9割が負ける非情な世界です。
このような世界で生き残っていくのは本当に大変なことです。もちろん何年も相場に向き合って来たことは素晴らしいことですが
もう少し考えてFXと向き合わないと勝てるようにはいつまで経ってもなれません。
✔本記事の内容✔
- 何年やってもトレードで勝てない原因
- どうしたら勝てるようになるのか?
上記の内容で説明していきます。
結論から言うと…トレードに勝つためにはメンタルと資金管理と少しの技術
これで勝てます。
FXを何年やっても勝てない原因は?
FXで何年やっても勝てない原因は手法でも相場でも教材でもありません。何年やっても勝てない原因はほかでもないトレーダー自身にあります。
このことを理解しておかないといつまで経っても負けトレーダーのまま自分ではなく外部に要因も求める、他人のせいにする悲しいトレーダーになります。
勝っているトレーダーはすべてを自分のせいと考えるのに対して、何年やっても勝てないトレーダーはすべては他人のせいで自分は何も悪くないと思っています。
このような根本的な考え方を直さない限りは勝てるようにはならないので今すぐ直していきましょう。
- FXに対しての考え方が甘い
- いつまでも聖杯を探している
- 勝てない原因を外部に求める
FXに対しての考え方が甘い
何年やっても勝てないトレーダーはFXに対しての考えが甘いです。
勝てないのは自分のせいであって他の要因ではないことを認めましょう。
自分以外に原因を求めればいつまでも自分はそのままで入れるから楽です。
ですが、それではいつまで経ってもトレーダーとして成長はしません。
FXはすべてを自己責任で行うもの。
トレーダーである以上は負けたのは自分のせいと心の底から認めるだけの気概が必要
このリスクが許容できない場合にはトレードは向いていないかもしれませんね。
いつまでも聖杯を探している
FXには聖杯はありません。ですが、いつまでも勝てないトレーダーは聖杯を探しています。
絶対に勝てる手法も相場の未来を読む方法もこの世には存在しないので
聖杯を探すのは時間の無駄でしかありません。
■聖杯探しの典型例
- 特別なインジケーターを買えば絶対勝てるようになる
- 勝ってるトレーダーは相場を当てる事ができる
上記のようなものが典型的な聖杯探しの例です。あなたもこころあたりがあるのではないでしょうか?
せっかく熱心に探すことができるのであればその労力をトレーダーとしての資質を高めることに使いましょう。
トレードは総合力で戦うものなのでメンタル・資金管理やチャート分析技術やFXに対する基礎知識などたくさん学ぶことがあります。
それらの事に労力を使っていくといいです。
参考:FXで聖杯探しをするのは時間の無駄!聖杯は自分で作るもの
勝てない原因を外部に求める
勝てない要因は外にではなく、いつでも自分の中にあります。トレーダーは失敗を認め、それを改善していくことでしか成長することはできません。
そのためすべての負け・失敗はトレーダー自身にあることを理解しておきましょう。
例えば…
今世界で何かが起こって大暴落して大損したとしてもそれはリスクを回避できなかった自分が悪いのです。
世界が悪いわけではありません。
そこからどうしたらその損を回避できたのかを考えていくのです。これがトレーダーとしての成長になることを覚えておきましょう。
FXで勝てるのは1割という残酷な事実
FXで勝っていけるのは全体の1割しかいません。
その1割に入る為には並々ならぬ努力が必要です。ですからFXに対して妥協はせずにやれることはすべて行うぐらいの気概で取り組みましょう。
こういった根本的な考え方ひとつでトレードの結果が良くなっていくものなので決て軽視してはいけません。
FXトレードで勝てるようになるために必要なマインドセット
何年やっても勝てないトレーダーはそもそもの考え方は間違っている場合が非常に多いです。せっかくFXに何年も時間と労力とお金を費やしてきたのにそれではもったいない。
ですから、これから勝っていくために必要なマインドセットをお伝えしていきます。
繰り返し読んで自分の中にインストールして当たり前になるようにしていきましょう。
- 勝つことよりも負けないこと
- 技術を洗練させる
- プロスペクト理論に支配されない
上記の事が重要になってきます。
それ以外にも実践的なマインドセットについては以下を御覧ください・
勝つことよりも負けない事
多くのトレーダーは勝つことに意識が向いてしまいがちですが、それは順序を飛ばしています。トレーダーは勝つ前にまず、負けないことを意識しなければなりません。
段階としては…
まずトレードの基礎知識の吸収
→実践して知識の定着
→勝ち負けに関係なくトレードルールが守れる状態
→月単位で利益がプラスになってくる
→大きく勝ち越せるようになる
このような段階をトレーダーは経ています。
せっかく勝つことができても負けてばかりいてはトレードが上手くなる前に相場から退場することになってしまう可能性があるからです。
そうならない為にもまずは負けない事を意識しましょう。勝つのはその後です。
技術を洗練させる
技術の向上は常に行っていきましょう。沢山のトレードの仕方がありますが、それらすべてを使えば勝てるというわけではありません。
勝っているトレーダーの中には何もインジケーターを表示させないトレーダーもいます。
勝っているトレーダーのチャート画面はいたってシンプルでいくつものテクニカル指標は使っていません。
つまり、1つの技術を洗練させているのです。
ライン1つでもライン分析の熟練者なら、ラインを引かなくても頭の中でラインを引いてトレードをすることができます。
これも技術の洗練です。あれもこれもと浮気するのではなく1つのテクニカルを徹底して使いこなせるようになりましょう。
その積み重ねがオリジナルのトレード手法を作っていきます。
プロスペクト理論に支配されない
プロスペクト理論とは…投資心理学の一種でトレーダーはこれに支配された途端に負けが確定していると言っても過言ではありません。
プロスペクト理論とは分かり易く言うと
- 損切りができなくて、利食いはすぐにしてしまう(チキン利確)
- なんの根拠もないのにエントリーしてしまう(ポジポジ病)
- 早く稼ぎたい気持ちが強い
このようなことがプロスペクト理論に支配されている状態ということができます。
典型的な負けパターンですよね?しかしながら多くのトレーダーが気が付かずにこれに支配されていってしまうので十分に注意しましょう。
参考:【必見】FXで多くのトレーダーが勝てない理由はプロスペクト理論が原因だった
すべての負けに理由があると理解する
常に負けには何かの要因があることも理解しておきましょう。
どんなトレーディングでも負けた場合勝った場合すべてに理由があります。
しかし、勝ちトレードというのは分析しても成長するということはあまりありませんので、負けトレードにフォーカスしていきます。
負けトレードの原因にはいくつかのパターンがあります。
- エントリーが早すぎた
- 根拠がないのにエントリーしてしまった
- ロットが大きすぎた
上記の要因を1つ1つ解消していくことであなた自身のトレードルールが完成していきます。トレードはどんなやり方でも最終的に利益が残っていれば正義ですので…
聖杯さがしではなく、これらの要因を潰していくことに労力を使って下さい。
まとめ:技術云々よりもマインドが大切
FXで何年やっても勝てないトレーダーは
- FXに対しての考えが甘い
- 聖杯を探している
- 自分の負けを周囲のせいにする
上記の思考になってしまっているから勝てないままなのです。
これではせっかくFXに費やしてきた時間も労力もお金も無駄に終わってしまいます。
そうしない為にもこの記事を読んだ後からマインドセットを入れ替えましょう。
- 勝つことよりも負けないこと
- 技術を洗練させる
- プロスペクト理論に支配されない
- すべての負けには理由がある
以上の4つを意識していけば道が見えてきます。トレードは長く続けるから上手くなるのではなく、正しく続けるから上手くなっていきます。
上記を肝に命じて正しくトレードに取り組んでいきましょう。