EA運用

EA運用の現場の数字と稼働の注意点【高すぎる月利は必要ない】

どうも、ちゃんどらです。

2022年の今年は本当に相場が荒れに荒れてトレードが難しい事が多いですね。

こういう時こそ地にしっかりと足をつけてトレードしていきたいところです。

さて、今回はEA運用の現場の数字と稼働の注意点というテーマで書いていきます。私はEA運用も2019年ぐらいから行っておりざっと3年ぐらいの経験になりますので

そこから思う事、また学んだことを共有できればなと思います。

EA運用の現場の数字

では、早速。EA運用の現場の数字から解説していきます。

これ他記事でも触れていますが、EA運用の実際の期待できる現場の数値というのがあります。

巷では月利20%とか50%とかそういった数値で売られる事の多いEAですが、実際にはそこまでの月利も必要ないのが本当の現場の数値になります。

他にも、稼働日数という面でも1ヵ月の内毎日稼働するばかりではなく、実際には相場から判断するテクニカル分析と重要指標なんかを考慮するファンダメンタルズ分析の両方を駆使して細かく稼働判断するので

リスクの許容度によって

  • リスク小 → 月1~10日
  • リスク中 → 月10~15日
  • リスク大 → 月15~30日

このようにして稼働日数の実際の現場の数字というものが存在します。

巷で月利30%とか謳っているEAなんかは基本的にリスク大の稼働日数の場合が往々にしてあります。

このリスク大も使い方次第で上手く活用する事はできますが、それはポートフォリオメイクとか資金管理とかちょっと複雑になるので初心者にはおススメできませんね。

他にも、求める月利の現場の数字もありまして

月単位の平均で3%~7%

この月利が現場で実際に求める数字になります。20%はおろか10%も実際にはいらないのがEA運用になります。

この辺の数字が特に初心者の頃はつかめない為に大きなリスクを負い結果として資金飛ばして退場という事になりかねません。

その為、しっかりと頭に入れてまずは低リスクからの運用を推奨します。

EA運用の稼働の注意点

続いてはEA運用の稼働の注意点について解説します。

多くのEAで勝っているトレーダーは複数のEAを稼働させてポートフォリオを組み、その収益の合計でバランスを取っています。

つまり、単一のEAが飛んでも問題ないようにポートフォリオメイクしているという事ですね。

ですから主な注意点は

  • 単一のEAだけで稼働させない事(最初は単一でも仕方ない)
  • すべてのEAが必ず長期で+になる期待値を含んでいるものにする事
  • 必ずテストを行ってから本稼働させる事

上記の3点になります。

これはマストでというか、稼いでるEAトレーダーは当たり前にやっている事ですのでしっかりとできるようにしておきましょう。

できるというかこれは意識と取る情報の問題ですが。

単一のEAだけで稼働させない事

単一のEAだけでは片手落ちです。

というのも、暴落時期が一か所に集中してしまうからですね。

  • EA + 裁量トレード
  • EA1 + EA2 + EA3 
  • EA1 低リスク + ハイリスク

といったようなくみあの方法があります。この辺は個人の裁量で自由で自己表現の領域になります。

また、これはEAのみFXのみの話ではなく、もっとマクロ的にはお金稼ぎ全体でポートフォリオメイクする事もできます。

EAとブログとかEAと転売とはこのようにしてうまく暴落時期を分散する事が賢明です。

すべてのEAが必ず長期で+の期待値を持っている事

当然というか基本というかマストといいますか、長期で必ず+の期待値を持っている事が前提になります。

長期でマイナスの期待値のあるEAも使えない事はありませんが、複雑になるだけで心理的にもあまりよくありませんので非推奨です。

これは波の平均化の話が絡んでくるのですが、単一のEAではぼこぼこと資産曲線が階段上と一気に上がって一気に下がるものなどたくさんの傾向の資産曲線があります。

これを合成して平均化していった時にキレイな右肩上がりになるのを理想としてEAを複数稼働させていきます。

すると精神的にも単体のEAではマイナスのものがあれど、トータルで+もしくは微減ぐらいに収まるので来月来年と精神衛生的に良い運用ができるという事です。

これは、実際に体験してみると分かりますが、トータルで+があるのとないのでは、翌月のEA稼働の心理的ハードルが全く違います。

やっぱり利益が出ている時は心理的にも穏やかに過ごせますからね。

高すぎる月利は必要ない

上でも少し触れましたが、EA運用において高すぎる月利は必要ありません。これは断言できます。

というのも、高すぎる月利では継続する上で現実的な数値ではないからなんですね。複利計算なんかするとよく分かりますが、初期資金10万でも月利20~30%もあったら余裕億超えます。

が、実際はそうは問屋が卸してくれません。そうした月利のEAはほぼ確実に破綻しているのが現状。

現場の数値は3~7%程度。この数字を本気で狙っていくのがEA運用する私達の仕事になります。これでも継続していくと難しいもので確実にコミットメントできない時もあります。(これは相場次第で私達にはどうする事もできない)

バフェットの年利ご存じですか?

投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェット。これは投資に興味のない人でも知っている人がいるほど有名な方ですね。

そのバフェットですら、年利って20%前後なんですよ。億超えて兆レベルの資産持っている人ですら。

もちろん、資産額が増えてくると年利は下がるのは当然なんですが。これは投資対象が限定されて投資金額の上限が存在するからですね。

ですからそのバフェットの年利を超えるようなパフォーマンスのEA運用はリスクがでかすぎるという事ですね。

EAポートフォリオの1つとしての選択支であれば運用の正当性はありますが、単一で高すぎる月利のEAを稼働させるのは愚策という事になります。

大事なのはポートフォリオ

EA運用で大事になってくるのは結局のところポートフォリオになります。

それぞれの単一のEAの結果よりもポートフォリオが大事ですね。というかその結果から採用し稼働するかを決めていきます。

ややこしいですが、EAにはそれぞれの特徴がありますよね。

  • EA1 → レンジに強い
  • EA2 → トレンドに強い
  • EA3 → レンジに強いがリスク低め
  • EA4 → トレンドに強いがリスク高め

こうした特徴をテスト運用の時に判断し採用していきます。

これらがかぶって暴落時期なんかもかぶってしまうと全体のEAポートフォリオの中で大きなマイナスがでるので精神的にあまり良いポートフォリオとは言えません。

ですから、暴落時期が想定できるならそれを補えるようなEAポートフォリオを組む事が大切なんですね。

そうすると、仮に口座が資金ショートしたとしても、またすぐに資金追加してまたポートフォリオ全体で見た時には微減だったり右肩上がりの資産曲線、資金カーブを作れるといった構図です。

なので如何にして波の平準化を図っていくか。これは新しいEAを採用するときも既存のEAでリスク分散する時もしっかりと考える必要がある事になります。

まとめ:ポートフォリオは究極自己表現に繋がる

さて、今回はEA運用の実際の現場の数字と稼働の注意点について書いてきました。

何か不明点がありましたら問い合わせフォームから遠慮なく質問下さいね!

それで、まとめの副題はポートフォリオは自己表現に繋がる。としました。これはどいういう事かと言うと

ポートフォリオって誰一人として同じ物はないってことなんですね。というのも、私はEAで言ったら口座をいくつも持っていて複数のEAを稼働させています。

それに、FXの裁量トレードもやっていますし、他にも物販もやっています。そのすべてがポートフォリオになっているんですよ。

これが自己表現です。リスクをどれだけ取りどれだけのアセットでポートフォリオを組むか。これがあなたの人生を通した1つの作品だと言えますね。

そのポートフォリオメイクが長期で見て成功だったかは年老いた時、死ぬときになってみないと究極分かりません。

長期で大局を見て短期での物事を考えていく。

これはEA運用でも人生でも裁量トレードでも大事な事ですので、あなたはどんなポートフォリオメイクをするのか、どんなEA運用の形を取るのか

正解はありませんので、ぜひよく考えて適切な行動ができるよう共に楽しんでやりましょう。

それでは!

最後までお読みいただきありがとうございました。